スーパーフードをキッチンに眠らせないレシピ!
最近は、「美と健康に良い!」と言われるスーパーフードが次々に登場しますね。TVや雑誌で話題になるとつい買ってみたくなりますが、あれもこれも買ってしまい、使いきれずにキッチンの棚に残ったまま……、という方も多いのではないでしょうか?
最近スーパーフードとして注目されるものには、キヌアやもち麦といった穀類も多いですよね。少しずつ残ったスーパーフードの穀類を、私はこんな風にサラダにして食べていますよ。
ファッロともち麦のマリネ
材料
ファッロ……適量
もち麦……適量
キヌア……適量
赤玉ねぎ……1/4個
赤パプリカ……1/4個
枝豆……20粒(さやから取り除いたもの)
マリネ液(下記参照)…適量
<マリネ液>
○オリーブオイルとレモン汁を1対1の割合で合わせ、塩・こしょうで味を調える。
作り方
①鍋に湯を沸かし、ファッロを入れて10分ほどゆでたらもち麦を加え、続いてキヌアを入れる。ほどよい固さになるまでゆで、ざるにあげて水気をきる。
②ボウルにみじん切りにした赤玉ねぎ、細かく切った赤パプリカ、枝豆を入れ、①を加えて混ぜ合わせる。
③②にマリネ液を加えて混ぜ合わせ、味をなじませる。
一番ゆで時間が長いのがファッロ、次にもち麦、いちばん短いのがキヌア。ひとつの鍋に時間差で加えてゆでます。まとめて冷凍しておけば、使いたいときにすぐ使えて便利ですよ。
ファッロは、昨年の秋にご紹介した、古代小麦の一種「スペルト小麦」のイタリアでの呼び名です。最近、イタリアンレストランでもファッロを使ったメニューをときどき見かけますね。
ぷちぷちとした食感がユニーク! またビタミンやミネラル、食物繊維を含み、普通の小麦よりも栄養価が高いということはみなさん、もうご存じですよね?
たとえば、ファッロにはナイアシンが普通の小麦よりも多く含まれます。ナイアシンは、体内でエネルギーの生成を助けるほか、脂質の代謝を促進する働きがあります。
抗酸化作用をもつ成分も含むので、美肌やアンチエイジング効果も期待したいですね
また、普通の小麦の栄養は外側部分に多く含まれているため、精製される過程で削り取られてしまいますが、ファッロの場合は栄養が中心にあるので精製をしても栄養が失われないというのも魅力です。
春になり、青々とした野菜がたくさん出回るようになると、サラダが食べたくなりますよね。野菜だけだと中々満腹感が得られないですが、こんな風に穀類を加えると、サラダだけでも十分満足できる食事風になります。ぜひ、使いかけのスーパーフードを使って、こんなレシピを試してみてはいかがでしょうか?