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乳酸菌の働きを知ろう!part1 便秘予防・肌荒れ改善・免疫力強化ほか

こんにちは、ミーナです。

いま注目されている、乳酸菌。巷には、様々な種類の乳酸菌が入った、多種多様のヨーグルト、ドリンク、食品、サプリ・・・などがありますよね。健康によさそうと思いながら、どれをどう摂ったらいいのか、わからな〜い・・・ とお悩みの方に、

6月2日発売のMyAge 2014 Summer号の、乳酸菌の特集から、お役立ち情報をお届けします。

 

まずは、乳酸菌の効果と、それに関連する乳酸菌の種類について、新宿大腸クリニック院長の後藤利夫先生に教えていただきました。

自分がとりたい、とるべき乳酸菌がどれなのか、チェックしてみて!

乳酸菌の働き イラスト

便秘の予防と解消 

便秘知らずの健康な腸を保つには、善玉菌を増やし、腸内を酸性に保 つことが大切。乳酸を生産する善玉菌、乳酸菌を摂取することはとても 有効です。乳酸菌の宝庫であるヨーグルトを使った臨床試験でもその効 果は明らかになっています。

 

一般に、便秘で悩んでいるのは男性よりも女性に多いようです。これ は、男性よりも女性のほうが腸が長い傾向にあり、男性よりも便を排泄 しにくいためと言われています。また、腹筋や横隔膜の力が弱く、腸の 筋肉そのものが薄いことも便秘の原因のひとつ。運動不足の人やお年寄 りに便秘に悩む人が多いのはこのためです。

 

排便回数が週に4回以下の、便秘傾向の女性に毎日ヨーグルト110g を2週間摂取してもらったところ、排便日数、排便回数、排便量のすべ ての項目で数値が増加し効果が確認されました。また、高齢者にもヨー グルトを摂取する試験を行ったところ、同様の効果が表れました。ヨー グルトを食べることで排便習慣が改善されたといえます。 こうした効果を保つためには、継続して摂取することが大切です。

 

■関連する乳酸菌/EC-12株、JEF01株、サーモフィラス菌1131株、 BB536株、BE80株、FK120株、GCL2505株、HN019株、JBL01株、 SBT2928株(ビフィズス菌SP株)、ブレーベ・ヤクルト株、OS株、 GCL1176株、クレモリスFC株、BC90株(アルビン菌)、HOKKAIDO株、 HSK201株、JLG01株、KW3110株、K-1株、LGG菌、L-55株、L-92株、 NY1301株、N-1株、SBT2055株(ガセリ菌SP株)、シロタ株、ブルガ リア菌2038株、ラブレ菌、ロイテリ菌

 

免疫力強化

免疫とは病原菌やウイルス、がんなどの病気から体を守る仕組みのこと。その多くは、血液の白血球が担っています。白血球の中には外部か らの異物を攻撃するNK細胞や、異物をアメーバ状に包み込んで食べて しまうマクロファージといった免疫細胞が存在します。特にNK細胞は 免疫細胞の中でも最前線で活躍。体内をパトロールして、がん細胞やウイルス感染細胞を発見して攻撃する性質をもっています。しかし、これ らの免疫細胞の働きは、加齢によって低下してしまいます。

 

ある臨床試験で、健康な高齢者にヨーグルトを150g摂取してもらっ たところ、NK活性(NK細胞の働きの強さ)の上昇が認められたという 結果が出ています。

また、血液中の異物を自身の体内に取り込んで分解する、マクロファ ージについても、ヨーグルトを食べることで食細胞活性(マクロファー ジの免疫機能の指標)が高くなるという研究データがあります。

 

なお、牛乳にもマクロファージの活性を高める効果がありますが、ヨ ーグルトにはその2倍以上の効果があり、それは乳酸菌の働きによるも のと考えられています。

■関連する乳酸菌/EC-12株、EF-2001株、Th221株(KK221株)、Bb- 12株、BB536株、HN019株、JBL05株、LKM512株、SBT2928株(ビ フィズス菌SP株)、LP28株、GCL1176株、クレモリスFC株、BC90株 (アルビン菌)、HSK201株、KW3110株、LGG菌、L-92株、SBT2055 株(ガセリ菌SP株)、SN13T株、SN35N株、S-PT84株、シロタ株、ラブレ菌、ロイテリ菌

 

肌荒れ改善

腸内環境の悪化によってたまった腐敗物や有害ガスは、腸粘膜に張り めぐらされた毛細血管から血液中に取り込まれ、肌荒れや吹き出物とし て皮膚から排出されます。腸内環境の改善は、肌トラブルの軽減に有効 です。また、ヨーグルトの粘り成分(乳酸菌が産生する多糖類)がストレ スによる肌の機能障害を予防することが確認されています。

■関連する乳酸菌/サーモフィラス菌1131株、JBL05株、ブレーベ・ヤ クルト株、クレモリスFC株、ブルガリア菌2038株

 

 

アトピー性皮膚炎の改善  

免疫細胞のひとつであるヘルパーT細胞には、Th1細胞とTh2細胞 があり、その活性のバランスが重要です。Th2活性が高すぎると免疫が 過剰に反応し、アレルギー体質に陥りやすくなります。悪玉菌が多い腸 ではTh1よりTh2が優位に働くので、悪玉菌を抑えることが大切です。 乳酸菌が腸管免疫を高め、免疫バランスを整えます。

■関連する乳酸菌/LKM512株、GCL1176株、クレモリスFC株、HSK 201株、KW3110株、K-2株、LGG菌、L-55株、L-92株、ロイテリ菌

 

 

後藤利夫さん

後藤利夫さん 

新宿大腸クリニック院長

一般 社団法人食と健康推進協会顧問

4万件以上の大腸内視鏡検査を 行ってきた大腸のエキスパート

著書に『腸をきれいにする特効 法101』 (主婦と生活社)など多数

大腸がんのインターネット無料 相談実施中

http://www.daicho-clinic.com

 

 

乳酸菌の働きを知ろう!part2は明日に続きます。

 

 

イラスト/かくたりかこ  原文/瀬戸由美子 

 

 

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