ちょっと夏バテ気味な時にも、のど越しが良くて食べやすい、
夏の果物の王者、と言えば、
スイカ!
含まれるのは水分だけかと思いきや、実はリコピンの含有量も高いと、最近は話題です。
ただ、オトナともなると、そんなにスイカをガリガリとは食べられません。
でも、美味しく、目新しく、食べられる方法があります。それは、スイカのサラダ!
食材の組み合わせで、爽やかさをそのまま、食事として楽しめる、そんなレシピをご紹介しましょう!
ギリシャ風スイカサラダは、
フェタチーズとミントが決め手!
夏の代表的なフルーツといえばスイカですね!スイカは美白効果が期待できるリコピンが豊富なことで知られています。日焼けしやすい夏は特に美白は気になりますので、シーズン中になるべく食べるようにしています。スイカはまた、肌と粘膜を健康に保つ手助けをしてくれるビタミンAを特に多く含む果物の1つです。
日本ではスイカといえば、ただ切ってそのまま食べるのが一般的だと思いますが、ニューヨークではスイカはサラダの材料としても使われています。サラダに使う場合は、種なしスイカが使いやすいです。甘さに関しては、やはり甘くないスイカは美味しくないので、なるべく甘みがあるスイカを選びたいところです。かなり甘いとデザートっぽくなってしまう懸念があるかもしれませんが、塩気の効いたフェタチーズを加えることで、甘くてもデザートっぽくはならないと思います。
最も典型的なスイカのサラダは、スイカにフェタチーズとミントを混ぜたこちらのタイプかと思います。ギリシャ風のサラダですが、ニューヨークにはギリシャ人が比較的多い地域がありますし、ギリシャ料理のレストランもあちこちにありますので、ニューヨークに長年住む人なら「あ、こういうサラダあるね」と見覚えのあるサラダになっていると言えるでしょう。このサラダは、種なしスイカを食べやすい大きさにカットし、私はちょっとザルに入れて水気を切ります。オリーブオイル、ライム汁、塩コショウを混ぜたドレッシングであえて、食べる直前にフェタチーズと刻んだミントを混ぜて出来上がり。とっても簡単です。フェタチーズは結構塩辛いので、入れすぎないように気をつけてくださいね。
あっさり爽やかなフェタチーズの塩味が、スイカの甘味を引き立てます
私は彩り的にブルーベリーを加えるのも好きです。フェタチーズが手に入らない場合、黒オリーブを代用するのも一案かと思います。角切りに切ったキュウリも合います。暑くて食欲がない時でもスイカならすんなり食べられますし、そこに他の野菜や果物、チーズを加えることで栄養価を高めることができることも、スイカのサラダをお勧めしたい所以です。
ブルーベリーを加えると、甘さとほろ苦さも交じって、フルーティーさと味わいもUP!
丸くくりぬいてバルサミコ酢に漬けると、
食べて驚く美味しさに!
スイカは、フルーツボーラーで丸くくり抜いて、先月のビーツでご紹介したようにバルサミコビネガーに漬けて使うのも一案です。思いのほか酸っぱくなるので、漬ける時間は1時間程度に留めるのがお勧めです。煮詰めたバルサミコビネガーでジグザグの線を皿の上に描き、その上にスイカのボウルをランダムに置き、フェタチーズと刻んだバジルを散らすと、ちょっとおしゃれなアペタイザーが出来上がります。スイカのボウルはいったん、茶こしかザルに入れて汁を切ってから使うのがきれいに仕上げるコツです。
見た目はプチトマト! バルサミコ酢の酸味とスイカの甘みが絶妙な組み合わせ
こちらは、バルサミコビネガーに漬けて汁を切ったスイカのボウルを並べて、その上にカッテージチーズと刻んだバジルをのせたものです。バジルの代わりにミントを使ってもいいと思います。
余白を生かした盛りつけで、いっそうスタイリッシュに。
バルサミコビネガーに漬けたスイカのボウルをモッツレラチーズと合わせてカプレーゼ風にするのもお勧めです。こちらは、お友達のパーティー用につくった時のもので、ルッコラの葉っぱの上にスライスしたモッツレラチーズとバルサミコビネガーに漬けたスイカのボウルをのせています。パーティーで召し上がった方々の中には、プチトマトかなと思って食べた方が結構いらして、口に入れてから「違う」と気づき、バルサミコビネガーに漬けたスイカとお伝えしたら、「スイカをバルサミコビネガーに漬けるってなかなか思いつかない。美味しい」とおっしゃっていただけました。
パーティで映えること間違いなし! 手軽で鮮やかで美味しいスイカのカプレーゼはぜひお客様を招く日にも。
サイコロ状に切ったパイナップルと合わせてピンチョスにしたこともあります。アイデア次第でいろいろ使えるスイカ、この夏は是非、一ひねりしたスイカを試してみてくださいね。