「週末作りたい」ストック
【魚の甘辛ごま煮ストック】
外食よりも栄養バランスを考えて作れる手作りごはん。そんな時に活躍するのがストックおかず。夏梅美智子先生著作「ストックおかずの知恵」より、お役立ちレシピをご紹介。PART4は、時間をかけて作るからおいしい「週末作りたい」ストックを使ったレシピです。
【魚の甘辛ごま煮ストック/作り方】
「魚のストックでおすすめは、絶対この甘辛煮ね!
すりごまを仕上げにたっぷりふるのよ。
時間もかからないし簡単。誰に作ってあげても喜ばれるの」
夏梅先生が力強く教えてくれました。
しょうが汁で下味をつけた魚に粉をまぶして焼くことがポイント。
たれに自然なとろみがつき、他の素材とのからみがよくなります。
まずはどんぶりに、それから炒め物に。
●ストックの作り方●
保存
冷蔵庫で3〜4日、冷凍庫で10日間
耐熱性密閉容器、または耐熱性袋を使用
材料(作りやすい分量)
切り身魚(ぶり、かつお、さば、さわらなど) 4切れ(約600g)
しょうが汁 大さじ11/2
小麦粉 適量
サラダ油 大さじ11/2
a 三温糖(ない場合は砂糖):大さじ4 しょうゆ:大さじ4 酒:大さじ2
すりごま(白) 大さじ3〜4
作り方
1 ぶりはひと口大に切って、しょうが汁をからめ、10分おく。
2 キッチンペーパーで1の水気をふいて、薄く小麦粉をまぶす。
3 フライパンにサラダ油を中火で熱し、2を入れて、全体に焼き色がつくまで、ときどき転がしながら焼く。
4 aをからめ、汁がなくなるまで中火で火を通す。火を止めてすりごまをかける。
魚(ここではぶり)は食べやすく切り、しょうが汁をからめて臭みを取る
水気をふいてからポリ袋に入れ、小麦粉をふって全体に薄くまぶす
サラダ油で焼き色をつけ、砂糖、しょうゆ、酒をからめる。すりごまで仕上げ
次回は、この魚の甘辛ゴマ煮を使った、メインの1品にぴったりの「ぶりとスナップえんどうの甘辛炒め」のレシピをご紹介します。
撮影/野口健志 スタイリスト/肱岡香子
「ストックおかずの知恵」(集英社)
http://books.shueisha.co.jp/CGI/search/syousai_put.cgi?isbn_cd=978-4-08-333119-0&mode=1