しょうがのヘルシーパワーをおいしくとれる「しょうがみりん」
気温が低いと代謝が落ち、老廃物や余分な脂肪をため込みがち。不要なものはすっきり落として軽やかに春を迎えたいですね! 代謝アップ成分が豊富なしょうがをたっぷりとるのが効果的です。
とは言っても、ある程度の量のしょうがを、コンスタントにとり続けるというのもなかなか難しいもの……。
そこで、おすすめなのが作り置き万能調味料「しょうがみりん」です!
しょうがの代謝アップ効果を本みりんがサポート!
「しょうがみりん」とは刻んだしょうがを本みりんで煮た万能調味料。考案したのはヘルシーレシピで人気の野菜料理家・庄司いずみさんです。
「本みりんで煮ることで、しょうがの辛味がマイルドになってたくさん食べられます。料理の甘味に使うほか、スイーツ作りにも。いちごやりんごを煮てジャムにするのもおすすめです」
また、しょうがの健康効果に詳しい内科医の石原新菜さんによると、「しょうがみりん」はしょうがをより効果的にとれる方法なのだとか。
「しょうがには代謝を上げて脂肪を燃焼させる成分が含まれていますが、この成分は加熱することでぐんと増加。さらに、本みりんに豊富なアミノ酸が代謝をサポートします」
(しょうがみりんのヘルシーパワーについては、第5回でも詳しくご紹介しています)
もちろん健康によいだけでなく、おいしいというのも魅力。本みりんの自然な甘味としょうがの爽やかな香りがブレンドされた、すっきりとした大人の甘味。毎日のおかずづくりで大活躍します。
しかも、作り方はしょうがを刻んで本みりんで煮るだけだから、とっても簡単。いつでも手軽に作れます。さっそくトライしてみましょう!
<しょうがみりんの作り方>
①しょうがはよく洗い、皮をむかずに(気になる汚れはこそげ取る程度に)粗みじんにする。
②①を鍋に入れて本みりんを加え(下の写真)、中火にかける。
③煮立ったら弱火で5~8分煮て、火を止める。煮つめ加減で甘味を調整する。冷蔵庫で1カ月保存可能。
「タカラ『国産米100%』<米麹二段仕込>本みりん」の注ぎ口は2種類。たっぷり使うときは広口、少量注ぐときは細口と使い分けて
次のページでは、しょうがみりんを使った、春野菜の爽やかピクルスをご紹介しましょう。
酢×野菜×しょうがの最強タッグで
脂肪燃焼 & 代謝アップ
しょうがみりんはしょうゆや味噌、酢、といった基本の調味料と組み合わせることで、使い方がさらに広がる万能調味料。
今回は、酢+しょうがみりんで作る「しょうがみりん酢」で漬けた、ピクルスをご紹介しましょう。
酢には代謝を上げる働きがあるので、しょうがみりんの代謝アップ効果がさらに高まります。
まろやかな酸味と飽きのこないすっきりとした甘味で、野菜がたっぷり食べられるというのも嬉しいですね!
野菜に豊富に含まれる食物繊維には、腸内環境を整え、老廃物の排出を促す働きがあります。しょうがみりんのデトックスパワーとのW効果が期待できますね。また、野菜に含まれるビタミン、ミネラル、抗酸化成分といった成分は、美肌&アンチエイジングに欠かせません。
おいしくて、ヘルシー。しかも簡単。ぜひ、お試しを!
Recipe 春野菜のしょうがみりんピクルス
しょうがの代謝アップ効果と酢の脂肪燃焼効果に加え、野菜には老廃物の排出を促す食物繊維も豊富です。冷蔵庫にストックしておけば、朝食にもおつまみにも。季節の野菜でアレンジするのもいいですね。
材料(作りやすい分量)
A しょうがみりん……1/4カップ<作り方(前ページ)>
A 水……½カップ 塩……小さじ1
A 酢……1/4カップ
にんじん……½本(長さ4㎝にし、縦4〜6等分に切る)
かぶ……中1個(6つ切り)
玉ねぎ……1個(くし形切り)
作り方
①Aを鍋に入れて火にかけ、ひと煮立ちさせ、にんじんを入れて1分煮る。
②残りの野菜を加え、保存容器に移す。
【新菜先生がヘルシー効果をCheck!】
酢の主成分である酢酸には、脂肪の合成を抑制するとともに、脂肪の分解を促進する効果があります。また、一緒にとった糖質の吸収を緩やかにして血糖値の急上昇を抑制。肥満予防に効果があります
《今回使ったみりんは?》
「タカラ『国産米100%』<米麹二段仕込>本みりん」
原材料は国産米100%。「米の旨味を引き出す米麹」と「オリゴ糖を豊富につくる米麹」の2種類の米麹を使用した「米麹二段仕込」による、豊かな旨味とまろやかな甘味があります。
細口&広口の2段式キャップでムダなく注げる「らくらく調節ボトル」入り。
500ml ¥395
●問い合わせ 宝酒造お客様相談室 ℡075-241-5111
撮影/鈴木正美 スタイリング/中野径恵 取材・文/瀬戸由美子