こんにちは。同じ食べるなら、おいしいもの!、が信条のミーナです。そして、50代のいまや、体にいい、も加わりました。
元気で美しい人が意識してとっている、発酵食品は見逃せません。そして、大切なのは持続してとること。料理家の沼津りえさんの「発酵パワーたっぷり !1週間集中メニュー」をお届けします。
前回は、取り入れ方の工夫と、発酵食品の酢にひと手間かけたストック素材の前編をお届けしました。こうしたストック素材を上手に使い回すと、「発酵食を…」と特に意識しなくても手軽に日々の献立に取り入れることができます。後編のストック素材もぜひご活用ください。
1週間使回せる! 便利な発酵食のストック素材(後編)
ストック素材は、使い方いろいろ。幅広いメニューに使えます。
次回からご紹介する、発酵食の「1週間集中メニュー」の料理以外にもぜひ応用して!
漬けた野菜はもちろん
漬け汁も調味料として活用を
ゆでた鶏肉やハムとさっとあえたり、サンドイッチの具材にしたり、さまざまな料理に。
また、ご飯に混ぜれば酢飯に。具材を混ぜるだけで簡単にちらし寿司が作れます。
漬け汁は調味料としても大活躍。ドレッシングに、スープのコク出しに、ぜひ活用して。
ピクルス2種
●スパイシーせん切りピクルス(左)
■材料(作りやすい分量)
大根、にんじん、パプリカ、きゅうりなど、好みの野菜合わせて 400g
ピクルス液(酢 150ml 水 50ml レモン汁大さじ2 ナンプラー大さじ2
アガベシロップ大さじ2 ローリエ1枚 ガラムマサラ小さじ1)
■作り方
①野菜を長さ 10㎝程度のせん切りにし、容器に並べる。
②ピクルス液の材料を小鍋で沸騰させ、①に注ぎ入れる。
③粗熱が取れたら、冷蔵庫で冷やす。
●塩麹和ピクルス(右)
■材料(作りやすい分量)
れんこん、きゅうり、大根、にんじん、ペコロス、カリフワラー、パプリカなど、
好みの野菜合わせて 400g
ピクルス液(酢 150ml しょうゆ大さじ1 水50ml 塩麹大さじ2 だし昆布2㎝×5㎝)
■作り方
①野菜を食べやすい大きさに切る。
②ピクルス液の材料を小鍋に入れて火にかける。
沸騰したら火を弱め、かたい野菜から順番に入れていく。
③ひと煮立ちしたら火を止めてそのまま冷ます。
④粗熱が取れたら、容器に移して冷蔵庫で冷やす。
生で使ってもOK。
汁物に炒め物にと大活躍!
ゆでたうどんにからめたり、野菜のあえ物や炒め物に使用したり、いろいろな料理に。
甘味が少し入っているので、甘味をわざわざ足さなくてもこれひとつで味が決まります。
肉じゃがなどの煮物は、仕上げに少し加えるとコクが出ます。
味噌の種類により塩分、甘味が異なるので、味噌やみりんの分量は味をみて調節してください。
味噌ペースト3種
●ピーナッツ味噌(左)
■材料(作りやすい分量)
ピーナッツ 60g 味噌 100g みりん大さじ3
■作り方
ピーナッツを粗く刻み、ほかの材料と混ぜ合わせる。
●ごましょうが味噌(中)
■材料(作りやすい分量)
白すりごま大さじ3 しょうが(みじん切り)大さじ3
味噌 100g みりん大さじ2
■作り方
すべての材料を混ぜ合わせる。
●ねぎおかか味噌(右)
■材料(作りやすい分量)
削り節 10g 長ねぎ(みじん切り)大さじ3
味噌 100g みりん大さじ3
■作り方
すべての材料を混ぜ合わせる。
撮影/板野賢治 料理/沼津りえ 原文/瀬戸由美子