栄養は? 日もちは? 意外と知らないことが多いサバ缶。栄養価から使い方、話題の商品まで、サバ&サバ缶の達人"サバジェンヌ"に聞きました。
サバ缶Q&A
Q/1
サバにはどんな栄養が含まれていますか?
サバは優秀なタンパク質源であり、脳を活性化する働きのDHAや、血管を健康に保つ働きのEPAも豊富です。DHAやEPAは中性脂肪を抑えることでも注目されています。また、中医学でサバは 「活血」の食材。血の巡りをよくし、シミや肩コリ、冷え症改善が期待できます。
Q/2
缶詰に加工することで栄養は失われないのですか?
タンパク質は生のサバもサバ缶もほぼ同量。DHAやEPA、ビタミンDはサバ缶のほうが含有量が上です。その理由は、新鮮なうちに密閉して加熱するため流失が防げるから。また、軟らかく煮てあり骨ごと食べられるため、カルシウムはサバ缶に格段に多く含まれています。
Q/3
開封後はどのくらいもちますか?
缶詰の魅力は保存料を使わず、新鮮なおいしさと栄養を閉じ込めている点。開封後、空気に触れると酸化・劣化が進みます。酸化したDHAやEPAは美容や健康にマイナス。できるだけ早く食べきって。残ったら缶汁ごとスープに加えてみては? 汁に溶け出た栄養もとれます。
Q/4
多種多様なサバ缶。どう使い分けたらいい?
好みの味つけで楽しむなら、塩を加えただけの水煮缶や、オイルと塩で漬けた油漬け缶がおすすめ。最近は、にんにくやスパイス、柑橘類を加えた洋風テイストも人気です。そのままでもおしゃれな一品に。また、野菜やきのこを加えてレンジで加熱するだけで充実したおかずに。
Q/5
1缶100円から1000円超まで値段に幅があるのはなぜ?
高価なサバ缶は、産地限定のブランドサバを使用したり、脂のりのよい部位だけ、大ぶりのものだけというように、厳選したサバを使用したりしています。また、高級調味料やこだわりの加工法を用いたものも。ギフト用に、パッケージに凝った商品もチェックしたいですね。
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今、話題のおしゃれサバ缶
デザイン会社がプロデュース、厳選したノルウェー産サバを調味料や加熱方法にもこだわって加工。おしゃれなパッケージは手土産にも。「三種の厳選胡椒仕立て」ほか全3種類。
No.38「珠玉の3缶セット」¥3,500/アバランチ
撮影/三木麻奈 スタイリスト/サイトウレナ 構成・原文/瀬戸由美子