ミーナです。「抗糖化」を意識した食事法のポイント20、最終回です。参考にして、アンチエイジングにお役立てくださいね。
抗糖化を意識した食事のとり方
ポイント20
糖質はとりすぎるとAGEという「敵」になってしまいますが、適量を正しくとれば効率のよいエネルギー源という「味方」になります。
敵視するのではなく、味方にする方法を身につけたいもの。ちょっとした食事のとり方がそのカギを握っています。
そこで、「抗糖化」を意識した食事のとり方のポイントを20個ご紹介します。ぜひ日々の食事にお役立てください。
最終回の今回は、ストレスを上手に解消しながら、抗糖化を意識した食事のポイントなど⑯~⑳です。
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夜に少し糖質を
控えてみるのは有効
「主食は一切食べない」「炭水化物を多く含む野菜は避ける」といった極端な糖質制限を長期的に続けると、健康を害するといわれています。
しかし、夕食だけ糖質を減らすという方法なら、糖化予防にも、ダイエットにも有効な方法といえます。
なぜなら、糖質はおもに人間の活動のエネルギーとなるもの。夜はあまり体を動かさず、エネルギーを必要としないので、夕食は糖質を少し控えてみるのもよい方法です。
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糖化を進める要因のひとつ、
ストレスも上手に解消して
イライラした精神状態が続くと、交感神経の緊張が続きます。すると、血管が収縮しはじめ、血流障害や虚血を起こすとともに、副交感神経が抑制されます。
副交感神経が抑制されるとインスリンの分泌が抑えられ、血糖の処理能力が落ち、血糖値が上がりやすくなります。
加えて、ストレスによる過食は糖化に最も悪影響を与えます。一時的なものであれば問題はありませんが、過度なストレス状態が長く続かないようにしましょう!
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血糖値コントロールに
有効な食材を賢く利用
どんなに体にいいことも、続かなくては意味がありません。糖質を控えめにしようとしても、「ご飯をしっかり食べたい」「甘いものが食べたい」という欲求を抑え込んで、ただ我慢するだけでは長くは続きません。
ストレスなく続けられる方法を考えたいものです。
そんな時は、通常の白米よりも血糖値上昇の緩やかな、高アミロース米と大麦をブレンドした「低GI米」なら、安心してしっかり一人分のご飯が食べられます。
また、血糖値を上げない自然派甘味料「ラカントS」は砂糖と同じ感覚で甘味づけに利用できます。
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アルコールは適量ならOK。
「締め」の糖質に注意
アルコール飲料のうち糖質を含むのはビールや日本酒、ワインなどの醸造酒。あっという間にご飯数杯分の糖質をとってしまうので要注意。
糖質を含まないお酒(蒸留酒)や、糖質オフのビールを選ぶというのもひとつの方法ですが、何より大切なのは飲みすぎないこと。おつまみの食べすぎや締めのご飯や麺類にも気をつけて。
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食後1時間以内に
速やかにエネルギーに変換!
たとえ食べすぎて血糖値が急上昇し、高血糖の状態になったとしても、運動によってこれらを消費すれば糖化は免れます。
大切なのは、血糖値がピークになる食後1時間前後。特別な運動でなくても歩く、階段を使うなど、筋肉を使う動きを意識して行うだけでも効果があります。
イラスト/かくたりかこ 取材・原文/瀬戸由美子