食いしん坊ミーナです。食べるならおいしいもの!その上、健康によいなら、いうことなし。注目のスーパーフードの取り入れ方を、4人の料理家に取材。おいしくって、ヘルシーがかないますね。
4人の料理家に聞きました!
スーパーフードをおしゃれに食事に取り入れるには?
「美容と健康にいい!」と人気のスーパーフードですが、馴染みが薄く、使い方がちょっと難しい食材も…。
そこで、自身も積極的にこうしたスーパーフードを日々取り入れているという、OurAge世代の料理家4人に、その上手な取り入れ方を伺ってみました。毎日無理なく、効果的に取り入れるレシピをぜひ参考にしてください。
海外の食情報をいち早くキャッチして日本で紹介する山田玲子さん。スーパーフードを毎日の食事に取り入れるアイデアもユニークです。
まずは、そんな山田さんのスーパーフードに関する考え方や上手な取り入れ方のアドバイスをご紹介します。
食べ慣れない食材を食べやすく!
身近なスーパーフードも見直したい
山田玲子さん Reiko Yamada
profile
1959年生まれ。料理教室「Salon de R」主宰。2014年4月スペインで開催された食のイベントにゲストスピーカーとして招かれ、日本食の魅力をアピール。近著に全文英訳付きレシピ本『おにぎりレシピ101』(ポット出版)
身近な食材と組み合わせ
食べやすく調理!
「食は最も身近な外交」を合言葉に、世界各地の食のイベントに参加し、料理教室を開く山田玲子さん。日本食の魅力を伝えると同時に、海外の食情報を持ち帰り、日本で紹介しています。
「高い健康効果を持つスーパーフードは魅力的。教室で紹介すると皆さん興味を持って、とりあえず買ってみるようです。でも、味が独特で食感も食べにくいものが多いので、購入してもなかなか使う機会がなく、そのまま放置してしまう、という人が多いですね」と山田さん。
そこで料理に取り入れる際には、普段食べ慣れている食材と組み合わせて食べやすく。一食である程度の量をとれるような使い方をするのもポイントです。
身の回りにある
スーパーフードにも注目!
チアシードは水に浸しておくと表面がゼリー状になるので、そのとろみを生かしてドレッシングに使ったり、スムージーに入れるなど。また、ごまの代わりにおにぎりに混ぜたり、パン粉に加えるのもおすすめです。
キヌアは多めにゆでで冷凍しておきます。サラダにトッピングするほか、ひき肉に混ぜてハンバーグやミートソースにしてもおいしい!
「こうした使い方だと、一食である程度の量を摂取できますね。もちろん、そんなに大量にとる必要はありませんが、ひとつまみトッピングするよりも、ある程度とったほうが、効果が期待できるような気がします」
また、海外で注目の食材を取り入れて楽しむと同時に、山田さんが大切にしているのは日本の身近なスーパーフード。
「雑穀、麦、味噌、漬け物、緑茶など、日本の食材は海外でスーパーフードとして注目されています。身近なスーパーフードを見直して、もっと積極的に食べるようにしたいと思っています」
【マテ茶】
南米の人々の健康維持に欠かせない「飲むサラダ」
【チアシード】
こだわり農家が生産。水で戻すと独特の食感に!
【キヌア】
精白米と比べ、糖質が少ない低GIの穀物
次回は、独特のプチプチ感を生かしたチアシードを使った、山田さんのおしゃれレシピをご紹介します。
撮影/板野賢治 構成・原文/瀬戸由美子