こんにちは、ミーナです。話題のスーパーフードを使ったレシピをご紹介中。フランス滞在の経験をいかした、各国の素材を自由に組み合わせた花野敬子さんのレシピ、楽しみですね。
4人の料理家に聞きました!
スーパーフードをおしゃれに食事に取り入れるには?
「美容と健康にいい!」と人気のスーパーフードですが、馴染みが薄く、使い方がちょっと難しい食材も…。
そこで、自身も積極的にこうしたスーパーフードを日々取り入れているという、OurAge世代の料理家4人に、その上手な取り入れ方を伺ってみました。毎日無理なく、効果的に取り入れるレシピをぜひ参考にしてください。
日本とフランスのフードビジネスの橋渡し役として活躍する花野敬子さん。
今回は、そんな花野さんにフランスのスーパーフード事情を伺ってみました。 おすすめのハスカップのドリンクレシピもご紹介します。
異国の食材も柔軟に取り入れた
フランス流スーパーフード
花野敬子さん Keiko Hanano
profile
1959年生まれ。フランスに27年間滞在し、フードデザイナー、ケータリング・スペシャリスト、栄養士として食にかかわる。現在は帰国し、日本とフランスの食品業界をつなぐ仕事に従事している
ヘルシー食材も豊富なフランスの食事スタイル
日本でフランス料理というと、バターや生クリームたっぷり、フォワグラのような脂肪分の高い素材が使われた料理など、高級レストランのメニューをイメージすることが多く、フランスの美食はヘルシー志向と対極にあるように思われがちです。
でも、フランスに27年間滞在した花野敬子さんによると、「伝統的なフランスの家庭料理、特に地方で日々食べられている食事は、肉は赤身が中心で野菜たっぷり。ワインを日常的に飲むなど、近年健康によいと言われ、注目されている食事スタイルだと思います」
ビタミンやミネラル豊富でヘルシーなそば粉も、フランスで伝統的に使われてきた食材。そば粉のクレープはブルターニュ地方の伝統料理です。
目新しい食材も上手にフレンチスタイルに
ハーブを使った料理など、美容や健康によい食が、古くからごく自然にあるフランス。とはいえ〝アメリカ発のスーパーフード〞も若い女性を中心に人気です。レストランでスーパーフードを使ったメニューを見かけることも。
「フランス人は異国の食材を自分たちのスタイルに取り入れるのも上手です」
また、最近日本に帰国し、日本の食材の魅力を再発見することも多いという花野さん。今は北海道で出会ったハスカップがお気に入りだとか。
「日本にもスーパーフードがたくさんありますね。抹茶はフランスでも大人気。味、健康効果ともに注目されています」
【ハスカップ】
爽やかな酸味を生かした甘さ控えめジャム
ハスカップのドリンク2種
不老長寿の果物と呼ばれる
北海道のスーパーフード
[左]砂糖控えめのハスカップジャム(*)を作り(市販のジャムを利用しても可)、ダージリンティーに加えます。抽出
したダージリンティー2カップに対して、ハスカップジャム小さじ1使用。
[右]ヨーグルトドリンクは、液状ヨーグルト150㎖にハスカップジャム小さじ2を加えます。
*手作りハスカップジャム
ハスカップ(生または冷凍)100g、水50㎖、砂糖20gを合わせて煮ます。
【ブルグール】
繊維質やミネラルが豊富な中東の食材
【うこん塩】
注目のスーパーフード
うこんを手軽にいろいろな料理に
次回は、今回紹介したスーパーフード2種を使った、花野さんのおしゃれレシピをご紹介します。
撮影/板野賢治 構成・原文/瀬戸由美子