「主食が玄米」の、ベジタリアン料理、精進料理研究家のカノウユミコさん。食べ応えのある玄米なら、「おかずがあまりいらないんです。季節の野菜や海藻、豆のおかずを少しずつ足せば十分!」だそう。食いしん坊ミーナでも、大丈夫でしょうか?これなら料理苦手のミーナでも作れそうな、焼き野菜をもりもり食べようっと。
「しっかり食べても太らず、パワフル! 」の秘訣を料理家に聞きました
賢い【主食】の選び方&とり方
近年、ご飯やパンといった穀物系メニューは、肥満が気になる女性からちょっと嫌われがちですが、本来穀物は、人間の活動のエネルギー源となる大切な主食。
食のプロは賢く主食を食べ、美と活力をキープしているようです。
ここでは、食のプロ3名の【主食】に対する考え方とおすすめレシピをご紹介します。
今回は、前回お話をうかがったベジタリアン料理、精進料理研究家のカノウユミコさんに、旬の野菜をシンプルに食べられるメニューを教えていただきます。
野菜のパワーをしっかりとるメニューの工夫
素焼きした野菜をしょうがだれに
旬の新鮮な野菜はできるだけシンプルに食べる。
「手をかけすぎないほうがおいしい」ということに改めて気づかせてくれる一品です。
焼き野菜のしょうが風味漬け
■材料(2~3人分)
季節の野菜(かぼちゃ、パプリカ、いんげんなど)
A(昆布だし½カップ しょうゆ大さじ3 しょうが〈すりおろす〉大さじ1)
■作り方
❶野菜は皮ごと、食べやすい大きさに切ります。
❷フライパンに①を入れ、弱火でこんがりと素焼きにします。
❸Aを混ぜ合わせ、②を熱いうちに漬ける。味がしみるまで1時間程度おきます(漬けておく時間は好みで調整する)。
カノウユミコさん Yumiko Kano
profile
1963年生まれ。ベジタリアン料理、精進料理研究家。主宰する野菜料理教室は、全国から生徒が集まる。著書多数。NHKラジオ第一放送「すっぴん!」の毎週水曜日フードコート「やさい満載!再発見!」に出演中
撮影/板野賢治取材・原文/瀬戸由美子