「主食は玄米、おかずはたっぷりの野菜」を実践されている、ベジタリアン料理、精進料理研究家のカノウユミコさん。サラダにも様々な工夫をされていて、味もボリュームも満点。焼き豆腐を使えば、植物性タンパク質も取れるので、ミーナのようなOurAge世代にはぴったりですね。
「しっかり食べても太らず、パワフル! 」の秘訣を料理家に聞きました
賢い【主食】の選び方&とり方
近年、ご飯やパンといった穀物系メニューは、肥満が気になる女性からちょっと嫌われがちですが、本来穀物は、人間の活動のエネルギー源となる大切な主食。
食のプロは賢く主食を食べ、美と活力をキープしているようです。
ここでは、食のプロ3名の【主食】に対する考え方とおすすめレシピをご紹介します。
今回は、ボリュームたっぷりで栄養満点のサラダを、ベジタリアン料理、精進料理研究家のカノウユミコさんに教えていただきます。
野菜のパワーをしっかりとるメニューの工夫
植物性タンパク質をプラスしておかずにもなる栄養満点サラダ
サラダも豆や豆腐を加えると、立派なおかずに。
絡みのよいドレッシングと和ハーブの香りで少量の塩分でもおいしく食べられます。
焼き豆腐と和ハーブのポン酢寒天ジュレサラダ
■材料(作りやすい分量)
ポン酢寒天ジュレ
(昆布だし2½カップ しょうゆ大さじ2 塩小さじ½弱 米酢大さじ1 柑橘類〈すだち、かぼす、レモンなど〉のしぼり汁小さじ2 柚子こしょう少々 寒天パウダー4g)
焼き豆腐(1.5㎝のさいの目切り)1丁
えのきだけ(長さ1.5㎝に切る)100g 水菜(長さ3㎝に切る)30g かいわれ菜30g
青じそ(せん切り)10枚 みょうが(せん切り)2個 万能ねぎ(小口切り)5本
■作り方
❶ポン酢寒天ジュレを作る。すべての材料を鍋に入れて火にかけます。沸騰したら弱火で1~2分煮ます。
❷①に焼き豆腐とえのきだけを加えて軽く火を通し、粗熱が取れたら水でぬらした型に流して、冷蔵庫で冷やし固めます。
❸②をスプーンで適当に食べやすく崩して皿に並べ、上から水菜、かいわれ菜、青じそ、みょうが、万能ねぎをたっぷり散らします。
カノウユミコさん Yumiko Kano
profile
1963年生まれ。ベジタリアン料理、精進料理研究家。主宰する野菜料理教室は、全国から生徒が集まる。著書多数。NHKラジオ第一放送「すっぴん!」の毎週水曜日フードコート「やさい満載!再発見!」に出演中
次回は、カノウユミコさんのサラダをよりおいしく食べるためのドレッシング3種をご紹介します。
撮影/板野賢治 取材・原文/瀬戸由美子