ベジタリアンのマヨネーズの話
こんにちは! 野菜料理家の庄司いずみです。
ベジタリアンにもいろいろなタイプの人がいるってご存じでしたか?
私自身は植物性100%の食生活。肉や魚をはじめ、乳製品や卵もとりませんが、そんなベジタリアンはヴィーガンと呼ばれます。
欧米で多いのは、肉や魚は食べないが、乳製品はとるベジタリアン。こんな人たちはラクトベジタリアンと呼ばれます。卵はとるという人はオポベジタリアン。卵と乳製品の両方がOKな人は、ラクトオポベジタリアンです。
卵や乳製品をとるラクトオポベジタリアンは、外食でもおうちでも食べられるものがかなり幅広いです。
たとえばチーズがのったピザもOK、グラタンやクリームパスタ、生クリームたっぷりのケーキも大丈夫です。
これがヴィーガンベジタリアンとなると……。なんと、マヨネーズのかかったサラダも食べないということになってしまいます。
私自身は乳製品や卵にアレルギーもあるようで、食べると蕁麻疹が出てしまうから長年マヨネーズは使っていなかったのですが……。
世の中にはヴィーガンベジタリアンもOK。卵にアレルギーがある人でも大丈夫なマヨネーズがたくさんあるのです。
スーパーで一番よく見かけるのはマヨドレ(http://www.nisshin-oillio.com/goods/mayodore/index.shtml)。市販の植物性マヨネーズをいくつか試してみたことがありますが、マヨドレはかなりこくがあり、いわゆる普通のマヨネーズの味に近いように思います。
ほかにも大豆から作った、大豆のこだわりマヨネ(http://soycom.co.jp/shopdetail/000000000011)や添加物も使わない、オーサワの豆乳マヨ(http://www.ohsawa-japan.co.jp/goods/newgoods_24.html)なども。
私のお気に入りは市販はされておらず、現在のところ業務用しかないのですが、まめどれという商品が優しい味で野菜のおいしさを引き立ててくれるように思います。
こちらは、今年の春と秋の2回にわたり外苑前のロイヤルガーデンカフェで期間限定で開催された、“まめプラスカフェ”というカフェで提供された私監修のサラダ。
野菜のスティックに2種のマヨネーズソースをディップとして添えたのですが、ベースはまめどれを使い、刻んだオリーブなどを入れて味に変化をつけたもので、とても好評だったようです。
ベジタリアンの方や、アレルギーのある方は、上記で紹介した植物性マヨネーズを使うのもいいと思いますし、手に入りにくいなら手作りマヨ風ドレッシングも実は簡単。
私がよくつくるのは豆乳のマヨネーズ風。豆乳と酢、白味噌を1:1:1の比率で混ぜるだけ。市販のマヨネーズよりは少しゆるいのですが、優しい味で野菜にたっぷりかけても罪悪感はありません。
市販のマヨネーズ風、手作りのマヨ風、いずれを使ってもいいのですが、マヨネーズ料理の定番、ポテトサラダを紹介しますね。
じゃがいも1個(100g)を茹でてマッシュ。にんじん少々は銀杏切りにしてサッと茹で、きゅうり1/4本は小口切り、紫玉ねぎ少々は薄切りにして水にさらします。これらを大さじ1の植物性マヨネーズ、小さじ1の粒マスタード、小さじ1の豆乳とおろしにんにく少々で和えればできあがり。これで1人分の分量です。
豆乳を少し入れるのはしっとり仕上げたいためですが、甘めが好きなら少しリンゴジュースやパイナップルジュースなどを隠し味に入れても。
写真のポテトサラダは角切りにしたパイナップルを少々散らしていますが、パイナップルやマンゴーなどのトロピカルフルーツはマヨネーズ味のポテトサラダによく合うようです。
市販のではなく、手作りマヨ風で作ると少し薄味に仕上がるから、塩や胡椒で味を補うといいですよ。
マヨネーズとコチュジャンを半々であわせたコチュジャンマヨも気に入っています。ピリ辛でまろやかな味、サラダや温野菜にかけてもいいですし、写真のようにチヂミのたれとして使ってもおいしい。
よかったらお試しくださいね。
庄司いずみ
公式アメブロ http://ameblo.jp/izumimirun/
Facebook http://facebook.com/izumimirun