しょうがをとって冷え知らず&やせ体質をつくりましょう
こんにちは! 野菜料理家の庄司いずみです。
2月も中旬となりましたが、寒い日が続きますね。
寒さに対抗するため体は熱を生まなければならないので、冬場はカロリー消費量が夏より多く、ダイエットにいい季節と聞いたことがありますが……。
10代20代は冬に薄着でもへっちゃらでしたが、年齢を重ねるごとに生むべき熱が生み出せず、寒い時期にはただ寒いだけ。体が冷えると免疫力も下がるし、内臓の働きが悪くなったり、代謝が落ちて太りやすくなるなど、ロクなことがありません。
そこで、大切になってくるのが“冷えとり”です。
最近はかわいい5本指ソックスも見かけるし、私も一時靴下を4枚重ねにしていたこともありますが、靴が入らなかったり、洗濯もたいへん。結局は長続きしませんでした。
だからここ数年は、「体を温めるには内側から」ということで、寒い時期には心がけてしょうがを取るようになりました。
だって、しょうがはとにかくスゴイのです!
まず、辛味成分のショウガオールが血管を広げて血行を促し、末端の冷えまで解消してくれる上、ジンゲロールという成分が体を温めます。体温があがると基礎代謝量もあがり、やせやすい体質になりますが、さらに素晴らしいのはジンゲロンという成分。この成分には体脂肪を燃やす効果があり、冷えている人だけでなく、ダイエット中の人にもしょうがはいいのです。
そのしょうがを毎日手軽にとる方法として、『脂肪燃焼! ジンジャースープ 寝てる間も脂肪が燃えてデトックス!』
という本ではしょうがのスープを紹介しました。基本のジンジャースープはしょうがと薄切りの玉ねぎを炒め、水を加えてひと煮立ちするだけの簡単なもの。たっぷり作って食べるつど、塩とこしょうで味をつけたり、みそ味をつけたり、ポン酢やカレー粉などアレンジができるよう、作る時はあえて味をつけないと使い勝手がいいのです。
ところでそのしょうが、とればとるほどいいというものでもありません。特に空腹時にたくさん取りすぎると胃の粘膜を刺激することもあるようです。
適量はというと、一日に1~2片分がちょうどいい量と言われています。
というと、「一片分って?」とよく聞かれます。親指の頭くらいなどと言いますが、料理本で一片と表記してあるときは、10gほどのしょうがを差しているそうです。
ためしに10gのしょうがをみじん切りにしてみると、これだけの量。「えっ? こんなに?」と思うかもしれませんが、これでジャスト10gです。
これを1人で1食分に使うと、結構ピリ辛。私は辛いのに強いのでへっちゃらですが、辛いのが苦手な方や胃腸が弱い方は1品につき1/2~1/3片くらい。これを一日2~3回にわけて。トータル一日1片のしょうがをとるくらいでちょうど良いかもしれませんね。
とは言うものの……。「辛いのは苦手だけれど、冷えをどうにかしたいから一食で1片はとりたいのよ!」という方もいらっしゃるでしょうか。
そんな方のため、1人分で1片使いつつ辛味が気にならない、特製みそスープをご紹介しますね。
まず一片分のしょうがを先ほどの写真のようにみじん切りにし、好みの野菜をたっぷり千切り。写真ではなんと2枚のキャベツ、100g分ほどを千切りにしたものとしょうがを一緒にごま油で炒めています。
ビックリするほどの量ですが、しっかりじっくり炒めるとカサは減るので思い切ってたっぷりめの野菜を入れるといいですよ。キャベツ以外なら大根やにんじん、ピーマン、白菜……。好みのもので構いませんし、数種類の野菜を組み合わせても。
ここにみそ小さじ1~大さじ1/2くらいをなじませてから豆乳1カップを注ぎ、ひと煮立ちさせます。
これで出来上がり! しょうがたっぷりの豆乳みそスープです。
1人分につき1片とたっぷりのしょうがが入っているのですが野菜の甘みと豆乳のまろやかさで辛味はほとんど気になりません。
とはいえ、しょうがのよい香りはしっかり残ります。だしいらずのカンタンスープですが、豆乳のうまみで味もよし。飲むと即効で体が温まるのです。
野菜たっぷりだから、これ一杯でかなり満足感あり。小さなおにぎりを添える程度で軽いランチやお夜食にはちょうどいい感じ。
豆乳に含まれるビタミンEも血行を促してくれるから、しょうがとの相乗効果で体ポカポカ。ぜひお試しくださいね。
庄司いずみ
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