健康効果いっぱいのチアシードをもっと手軽に!
こんにちは。料理研究家の山田玲子です。
私がチアシードに出会ったのは3年前、NYを訪れたときのこと。ヘルシー志向の高いニューヨーカー、ハリウッド・セレブの間で大ブームと聞き、「これは日本でも流行りそう!」と感じましたが、当時、日本では入手困難でした。
あれから3年。今や日本でも大人気となったチアシード。どこのスーパーでも簡単に手に入るようになりました。
チアシードは、メキシコなど中南米で栽培されるシソ科の植物「チア」の種。古来より、マヤ民族やアステカ民族の主要な栄養源のひとつとして栽培され、食されてきました。
たんぱく質、ミネラル(カルシウム、カリウム、鉄、亜鉛など)、ビタミンB群、食物繊維などを豊富に含んでおり、中南米では、「人の生命維持にはチアシードと水があれば足りる」と言われるくらい、まさに栄養の宝庫。ミラクルシードなのです。
なかでも、日本で特に注目されているのは、オメガ3系脂肪酸のひとつ、「α-リノレン酸」を多く含むという点。老化の原因となる活性酸素を除去し、アンチエイジングや美肌効果が期待できます。
さらに、チアシードの面白いところは、水分を含むとプルプルのゼリー状になること。少量食べただけでも満腹感が得られるので、ダイエットしたい女性にも人気です。
こうした美容・健康効果で、ポピュラーな健康食材として定着したチアシード。
美と健康に悩みを持つ、私たちOurAge世代の女性はもちろんのこと、最近では幅広い世代にその人気が広まっているようです。私の料理教室の生徒さんの中には、高校生になる娘さんから「チアシードを使うメニューを作って!」とリクエストされたという人もいるくらいです。
トレンドに敏感な皆様はすでに使っていらっしゃると思いますが、「もっと手軽に料理に使いたい!」と言う声が多いので、今日は私のお勧め、簡単レシピを紹介します。この2つの方法なら、毎日手軽にチアシードをとることができます。
ひとつめは「チアシードおにぎり」。
温かいご飯にチアシードと塩を混ぜて握るだけ。胡麻のおにぎりみたいでしょう? ご飯の温かさと湿気で、プチプチ感がちょっとトロリとなって口当たりもよくなります。お子さんのお弁当にもいいですね。
そしてもうひとつが、「いちごコンフィチュール」です。
この時期に出回る小粒のいちごを使っています。「コンフィチュール」と言っても火は一切使いません。洗ってへたを取り、ボウルに好みの砂糖といちごを入れ、スプーンなどでいちごをつぶして果汁を出します。ここにチアシードを入れて1時間くらいすると…。
不思議なくらい、プルっとしたゼリー状に! 写真で見える粒々状のものはチアシードですが、まるでいちごの種のようですね。
いちご以外にもお好みの果物で作れます。ヨーグルトに添える他、トーストにも、パンケーキにもいいです。
チアシードは無味無臭なのでどんな食材にも合います。お好みのアレンジで、日々の食事にぜひ、健康効果いっぱいのチアシードを取り入れてみてくださいね!
山田玲子公式HP http://www.reiko-cooking.com/