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特徴を知って自分に必要な油を知るための「オイル事典」②

ミーナ

ミーナ

MyAge/OurAge編集

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体にとって良い、とるべきオイルはたくさんあるのですが、多すぎてよくわかっていないミーナです。前回に引き続き2回でお送りしているこの「オイル事典」を、保存版にしようと思ってます。

 

 

脂肪酸の割合で、自分に必要な油が見えてくる!

 特徴を知って使い分けるオイル事典

 

 

それぞれのオイルの持つ働きを特徴づけるのが、含まれている脂肪酸の種類です。

またここでは、原料による風味の違い、向いている調理法などをまとめ、2回に分けてご紹介しています。

 

今回も、10種類のオイルの特徴をご紹介します。ぜひ、油選びの参考にしてください。

 

 

 

 

 

【ひまわり油(ハイオレイック)】

 

ひまわりの種子が原料。サンフラワー油とも呼ばれます。

もともとはリノール酸が70%以上含まれていましたが、

品種改良により、オレイン酸が多いものができるようになりました。

ビタミンEの含有量は植物油中トップクラス。

クセはないのでさまざまな料理に利用できます。

 

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【小麦胚芽油】

 

原料は小麦胚芽。ビタミンB群、マグネシウム、亜鉛など、

現代人に不足しがちな微量成分がたくさん含まれています。

なかでもビタミンEは特に豊富。

ホルモンバランスを調整したり、血行を促進する働きがあります。

小麦胚芽は油分の含有量が少ないので稀少。

 

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【アルガンオイル】

 

モロッコ南西部で生育する低木、アルガンツリーの実(の種子)からとった油。

ビタミンEやファイトケミカルによる老化予防効果が高いため、
日本では美容用として先に注目を集めましたが、もともとは食用。

酸化に強いので、加熱調理にも向いています。

 

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【ココナッツオイル】

 

ココヤシの実が原料。

最も多く含まれるラウリン酸は、脳の栄養不足を助けるほか、

高い抗菌作用も持っています。

動物性脂肪に多いミリスチン酸やパルミチン酸も含まれます。

どの脂肪酸も融点が高いので、夏場以外は常温で固体。
おもに加熱して使います。

 

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【アボカドオイル】

 

β-カロテン、ビタミンE、ビタミンB群、タンパク質、レシチンなど、

豊富な栄養を含むアボカドの果肉が原料。美しい濃い緑色も特徴です。

オレイン酸とビタミンEが豊富なので酸化しにくいのもうれしい。

生食でドレッシングとして使うほか、揚げ物などの高温調理にも。

 

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【亜麻仁油】

 

亜麻と呼ばれる植物の種子から低温圧搾法で抽出した油。

英語でフラックスシードオイル。

日本でも古くから使われてきた油ですが、

α-リノレン酸を豊富に含む油として近年注目を集めるようになりました。

加熱に弱いのでドレッシングに使用するなど、生食がおすすめです。

 

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【えごま油】

 

シソ科の一年草、えごまが原料。日本でも多く栽培されてきました。

血管を若返らせて動脈硬化や心臓病の予防効果が期待されるα-リノレン酸が豊富。

アレルギー症状の緩和などの効果も期待されています。

酸化に弱く加熱にも向かないので、おもに生食に用いられます。

 

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【グリーンナッツバージンオイル】

 

アマゾンの熱帯雨林に分布するつる性常緑樹、

インカインチの実から低温圧搾法で抽出した油。
別名、インカインチオイルとも言います。

α-リノレン酸を豊富に含みながらも、抗酸化力の強いビタミンEも同時に含むため、

短時間なら加熱調理にも使用できます。

 

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【グレープシードオイル】

 

白ワインを作るために取り除かれたブドウの種子から抽出した油で、

フランスやチリといったワインの生産地で多く作られます。

ビタミンEが豊富でサラッとした質感。ポリフェノールが豊富。

無味無臭なので、ジャンルを問わず、さまざまな料理に使えます。

 

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【ヘンプシードオイル】

 

原料は麻の種子。

α-リノレン酸とγ-リノレン酸、両方含まれているという珍しい油です。

α-リノレン酸特有のアレルギー症状の緩和や精神安定効果のほか、

γ-リノレン酸によるPMS(月経前症候群)や更年期症状の緩和が期待されています。

生食、または軽い加熱調理で。

オイル_円グラフ

 

 

 

 

撮影/板野賢治 構成・原文/瀬戸由美子 撮影協力/UTUWA

 

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