東京ベジバーガー事情
こんにちは! 野菜料理家の庄司いずみです。
ベジラーメンブームのことは何度も書いてきましたが、最近気になっているのがベジバーガーです。
バーガーというと、肉のパティがはさまったハンバーガーがふつう。最近は肉やソース、野菜にもこだわった高級バーガーも出てきましたが、私にはそもそもは「若い子の食べるジャンクなもの」がイメージの食べものです。
が、ここにきて、肉のパティではなく、大豆ミートや豆などで作ったパティをはさんだベジタリアンバーガーが続々と登場しているのです。
大ニュースとなったのが、モスバーバーガーのソイパティ。あのモスが、肉ではなく、大豆を原料とした低脂肪でありながらタンパク質はしっかりとれるパティを導入。野菜もしっかりとれるメニューも展開するなど、大きな話題を呼んでいます。
ソイパティには卵や乳製品など、動物性の素材は含まれますし、ソースやバンズも同様ですが、それでもチェーン展開しているバーガーショップで大豆のバーガーが登場するなんて! 本当に嬉しいニュースです。
また、フレッシュネスバーガーのベジタブルバーガー ビーンズも、卵や乳製品は含みますが肉は使わないベジバーガーです。
JSバーガーのベジタブルバーガーも野菜や豆のパティを使用。これも乳製品などを含むようですが、ボリュームも満点で味も良しの人気メニューです。
いつものバーガーショップをザッとチェックしただけでも、こんなにもいろんなベジバーガーが!
ベジタリアンにはもちろん、健康に気遣う方、ダイエットが気になる方には嬉しいかぎり。
ところで……。モスバーガーのソイパティもそうですが、大豆ミートのバーガーは今大注目、これからもっと流行りそうな予感です。
こちらは大豆ミートのフィッシュバーグ。
名古屋にあるオーガニックマーケットキッチンで食べたのですが、食べてビックリ! 本当のお魚のよう。
「カジキのフライを間違えてはさんじゃったんじゃないの!?」と疑ったほどですが、よく観察すると魚の皮のように見えるのははりつけた海苔。どうやら本当に大豆ミートでできているようです。
系列店の東京の池袋のオーガニックバーガーキッチンには大豆フィッシュバーガー、大豆ミートバーガー、ひよこ豆のベジバーガー、大豆ミートアボカドバーガーの4種類も!
電話でお尋ねしたところ、ソースやバンズには卵などが含まれるようでしたが、肉のパティが人気のお店でこんなにもたくさんの大豆ミートバーガーがあるのはスバラシイ!
名古屋のお店でも、タルタルソースをぬいてかわりにケチャップを用意してくださるなど、きめ細かに対応してくださり、素敵なランチタイムとなりました。
同じく大豆ミートのカツ風バーグならこちらもおすすめ。
乃木坂にできたVeganic to goは、大豆ミートのカツ風もバンズもソースもすべて植物性のヴィーガン仕様。
タルタルベジチキンや照り焼きベジチキンなど、いずれももちろん肉ではありませんが、ボリュームも満点でとてもおいしい。
まだ新しいお店ですが、ぜひチェーン展開してほしいところです。
野菜料理が中心の、いわゆるベジカフェでもベジバーガーは人気メニュー。
写真は原宿にあるハナダロッソのベジバーガー。ボリュームも満点で味もよし。
シンシアガーデンカフェのテンペカツバーガーもリピートしたいおいしさでした。
バーガー専門店では、広尾のアイランドベジーなどが有名ですが、オーガニックバーガー専門店としてNYで人気のBAREBURGERが自由が丘にオープン。Vマークの入ったベジタリアンバーガーもあるようで、これは近々足を運ばねば!
ベジバーガーはまだまだ未開拓の分野なので、またあらためてレポートしますね。お楽しみに!
庄司いずみ ベジタブル・クッキング・スタジオ
公式アメブロ