食材の組み合わせがヘルシーの知恵~台湾~
またまた、台湾へ行ってきました。温泉も楽しみなのですが、何といっても楽しみなのは、台湾で出会う料理の数々。美味しいだけでなく、食材の組み合わせや薬味の使い方の知恵、日本ではあまりお目にかからない珍しい素材など、いつも新しい発見があります。
台北の桃園空港からバスに乗って桃園駅へ。高速鐡道(日本の新幹線)で台南の温泉へ向かいました。台湾四大温泉のひとつ「関子嶺温泉」へ車で向かう山道の両脇には「壺焼き」料理のレストランが並んでいます。今回は滞在ホテルでの会食でしたが、もちろん、その名物料理“壺焼き”が登場。ひとつの壺に1羽の鶏、内臓を処理して皮に麦芽を塗り、熱々の壺の中に吊るして燻製のように燻し焼きにします。じっくり火を通すことで肉汁がぎゅっと閉じ込められ、皮は芳ばしくてパリパリ、身はふっくらジューシー、手で簡単にさばけるほど柔らかくなります。ホテルのレストランではきれいにカットして出てきましたが、街のレストランだと自分でさばいていただきます。鶏肉はビタミンKを含んでいます。骨に含まれるたんぱく質を活性化させて、カルシウムの定着をサポートしますので骨粗しょう症の予防にもなるうれしいヘルシー食材です。
野菜料理もたっぷり出てくるのが台湾の食卓の素晴らしいところ。「過猫」という名前の山の野菜は日本名クワレシダ。古くから伝統療法の薬草としても使われてきた山菜で、胃腸を整え体に熱が溜まるのを防ぎ、利尿作用もあるそうです。わらびのような食感ですごく美味しくて、食べると少しとろみを感じます。アンチエイジング食材として有名な「きくらげ」を組み合わせているところも注目!ビタミンD、鉄分、カルシウム、カリウムが豊富で、まさに山のビタミン剤です。
ボイル海老は生姜、葱、唐辛子の薬味がたっぷり。高タンパク低脂肪の海老と、体を温めて脂肪燃焼をサポートする生姜、葱、唐辛子の組み合わせ。海老を美味しくいただけるコツでもあり、ぜひ、見習いたいレシピですね。
部屋のベランダにもマイ露天風呂。温泉の蛇口をひねると泥湯が出て、湯槽の底には微細な泥が堆積してきます。関子嶺温泉は、ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉。pH8の弱アルカリ性。肌がなめらか&ツヤツヤになれる美肌温泉です。
台湾・関子嶺温泉
関子嶺統茂溫泉會館
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石井宏子
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