今話題のヘンプオイルで、ヘルシーサラダ
新年おめでとうございます。
今年もおいしく美しく、元気に過ごせたらうれしいですね。
皆様のお役に立てるよう、私も「食のパワーを求めて東奔西走」がんばります!
どうぞよろしくお願いいたします。
さて、今日はオイルのお話をしたいと思います。昨年は、美容と健康によい油ということで、ココナッツオイルがずいぶん流行りましたね。最近は油の売り場へ行くと、実にいろいろな種類の油が並んでいます。「油のことをもっと知りたい!」という声も多いです。そこで、今日は今話題の油、ヘンプオイルをご紹介しましょう。
ヘンプオイルとはヘンプシード、すなわち麻の実からとれる油のことで、ヘンプシードオイルとも言います。麻の実は、日本では古来より「麻の実に勝るものはない」と言われるくらい、とても健康効果の高い実として珍重されてきました。そんな麻の実から抽出するオイルは今、欧米でもその高い健康効果で注目を浴びています。
というのは、ヘンプオイルの成分は、約80%が必須脂肪酸(体内で合成できないので必ず食品からとる必要がある脂肪酸)。必須脂肪酸には大きく分けて2種類、オメガ3系(α-リノレン酸など)とオメガ6系(リノール酸など)があり、それぞれに体内で重要な役割を果たしていますが、現代人の食生活ではオメガ6を過剰摂取しがち。オメガ6のとり過ぎは健康を害する原因になると言われおり、健康維持にはこれらをバランスよく摂取することが非常に大切です.
厚生労働省が推薦するオメガ3:オメガ6の摂取バランス「1:4」。ヘンプオイルにはオメガ3:オメガ6が「1:3」の割合で含まれていますので、非常に理想に近いバランスと言えます。
ヘンプオイルに含まれるα-リノレン酸は光や熱にとても弱いのが特徴で、加熱調理には不向き。サラダにかける、パンにつけるのがおすすめです。また、α-リノレン酸は酸化が早いので、開封したらなるべく早く使い切るようにしましょう。
ヘンプオイルは、香ばしい香りもあって野菜との相性も抜群。ドレッシングに最適。実は昨年12月に「NY発サラダbowlレシピ」をというサラダの本を出版しました。この本の中では、体によくておいしいサラダレシピをたくさんご紹介しています。いろいろなサラダにヘンプオイルを使ってみてくださいね。
枝豆とサーディンのサラダ
材料
大麦……………………40g
枝豆…………………20g
オイルサーディン…40g
ベビーリーフ………50g
松の実…………小さじ1
<レモンドレッシング>
レモン汁………大さじ2
ヘンプオイル…大さじ2
塩・こしょう・カレー粉…少々
作り方
①大麦、枝豆は下ゆでし、枝豆はさやから豆を取り出す。
②①とその他の材料をお皿に盛りつける。
③レモンドレッシングを回しかける。
NEWS
山田玲子先生の最新刊、『NY発! サラダBOWLレシピ~野菜と雑穀でヘルシー! 』が、12月25日(金)に大和書房より発売に。
スムージー、ジャーサラダ、次はこれ! いまNYで大人気の雑穀ワンプレートサラダが日本上陸。 BOWL(ボウル)はリーフ野菜をベースに、キヌアや麦、玄米などの雑穀、ココナッツやチアシードなどのスーパーフードや豆類などを自由に組み合わせた、ワンプレートサラダのこと。流行に敏感なNYでは、このBOWLを扱うサラダ店が急増中。今回のレシピ本では、NYスタイルのBOWLを日本の家庭向けにアレンジ。日本で手軽に手に入る食材を使いつつも、和洋中などジャンルを問わず、おいしさと栄養価の高い組み合わせで、おいしくヘルシーなBOWLレシピをご紹介。
山田玲子公式HP http://www.reiko-cooking.com/