抗酸化成分豊富なにんにくの芽は美肌の強い味方!
中華料理で炒め物などによく使われるにんにくの芽。実際には「芽」ではなく、にんにくが花を付けるために伸ばす「花茎」と呼ばれる部分のことを一般に「にんにくの芽」と呼んでいるそうで、「茎にんにく」と呼ばれることもあります。
にんにくの芽は栄養豊富で、「さまざまな美容・健康効果を持つ」と、古くから親しまれてきました。こうした効果をもたらす成分のひとつが、「アリシン」と呼ばれる硫化アリルの一種。にんにく特有の香りのもととなる物質です。細胞にダメージを与え、老化を促進する原因となる活性酸素を除去する、強い抗酸化作用を持っています。滋養強壮の効果もあります。
また、にんにくの芽は緑黄色野菜の一種に分類され、アリシンの他にもβ-カロテンやビタミンCなど、抗酸化作用の高い成分が豊富。シミやそばかす、たるみ、シワの予防に役立つと期待される、美肌の強い味方です。
カリウムやカルシウムなどのミネラルも、普段私たちが「にんにく」と呼んでいる球根の部分よりも、豊富に含まれているとのこと。
そこで今日は、栄養豊富なにんにくの芽に、れんこん、キヌアを組み合わせた炒め物をご紹介します。れんこんにはビタミンCが多く含まれており、キヌアもタンパク質、ビタミン、ミネラルを含バランスよく含む、栄養豊富な食材。シンプルな味付けでそれぞれの素材の風味を生かした一品です。ぜひ作ってみてくださいね。
れんこんとにんにくの芽のオードブル
材料(作りやすい分量)
れんこん……………12cm
にんにくの芽………10本
エリンギ…………………3本
ベーコン…………………3枚
ゆでたキヌア………大さじ2
塩・こしょう…………少量
油…………………………適量
作り方
①れんこんは、皮を剥いて半分にカットし4ミリ厚に切る。さっとゆでてからよく水気を切り、約180度の油で素揚げする。
②にんにくの芽は3センチくらいに切り、湯通しする。
③エリンギは長さを半分にして1cm幅の棒状に切る。
④ベーコンは細く切りカリカリに焼いて、余分な油は捨てる。
⑤ ④のフライパンでエリンギ、にんにくの芽をさっと炒めてれんこんを加え、キヌアも加える。塩・こしょうで味を調える。
NEWS
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