新にんじんをたっぷり食べて、おいしく美肌!
にんじんは、1年中スーパーに並んでいますし、どこのご家庭の冷蔵庫にもいつもあるのではないでしょうか?
そんな通年野菜のイメージの強いにんじんですが、春先から今ぐらいまでに出回るにんじんは新にんじんと呼ばれています。
新にんじんは春のはじめに収穫されますが、寒い冬を越えて育つため、柔らかくて甘みがあり、みずみずしいのが特徴です。ぜひこの時期に積極的にいただきましょう。
ところで、にんじんって野菜では何の仲間になるかご存知でしょうか? 実はセリ科に属し、パセリやセロリ、フェンネルなどに近い種類です。
そして、「緑黄色野菜の王様」と呼ばれるようにβ-カロテンが豊富。β-カロテンはカロテノイドと呼ばれる天然色素成分の一種で、強力な抗酸化力を持っています。体内でビタミンAに変化することで、皮膚や粘膜を健康に保つ働き、皮膚の新陳代謝を高める働きがあり、肌荒れや乾燥肌の改善を助ける成分です。
また、にんじんには、食物繊維(ペクチンなど)やビタミンB1、ビタミンB2、鉄分、カルシウムなど、現代人に不足しがちな栄養素も多種類含まれています。
そんな美肌の味方、にんじんですからたっぷりいただきたいですね。ということで、今日は絶品のにんじん料理をご紹介します。炒めることで、しんなりとしてたくさん食べられるうえに、ビタミンAは脂溶性のため、油と一緒にとることで吸収率がぐっとアップします。
カッテージチーズのやさしいミルク風味と相性も抜群! アーモンドは食感を楽しく演出してくれます。
にんじんとカッテージチーズのシンシン風
材料(作りやすい分量)
にんじん…1本
ごま油…大さじ3
Aしょうゆ…小さじ2
A砂糖…小さじ1
A顆粒だしの素…小さじ1/2
Aりんごジュース…大さじ1
カッテージチーズ…50g
アーモンド…10粒
パセリ…少々
作り方
①にんじんは長さ4センチ、幅5ミリの斜め輪切りにしてから、細切りにする。アーモンドは4等分にする。
②鍋にごま油をいれてにんじんを炒め、Aを加えて味を調える。水分がなくなるまで炒めてさましておく。
③冷めたらカッテージチーズとアーモンドを混ぜる。パセリを飾る。
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