海外セレブ御用達の美容・健康食材として、話題を呼んでいるスーパーフード。 でも購入したはいいけれど、使いこなせずキッチンにしまったまま…になっていませんか? そこで山田玲子さんによる、毎日取り入れやすいレシピをご紹介する連載が始まります。スーパーフードの魅力、もっともっと身近に感じてください!
第1回は、お馴染みアイテムから2016年新顔まで、 使いこなしたいスーパーフード10 をご紹介します。
食材の組み合わせや 調理法を工夫して!
スーパーフードはその多くが輸入食材。用途はというと、スムージーにしたりヨーグルトやサラダのトッピングにしたりといったものに限定されがちです。
でも、海外の食情報に詳しく、 スーパーフードを使ったメニュー 開発を多く手がける山田玲子さんによると「日本でお馴染みの料理にもっと使えますよ」とのこと。
例えば、シード類はごまに見立てる、雑穀類はショートパスタ感 覚で使うなど、慣れ親しんでいる食材と置き換えてみて。なるほど、 これなら違和感なく取り入れられそうです。
また今回は「美容・健康効果を期待したいので、ある程度の量をとれるように」と山田さんは意識 したそう。ぜひトライしてみて!
キヌア
栄養価の高さで「21世紀の主要食」とNASAも注目!
良質なタンパク質や食 物繊維、ミネラルが豊 富。女性ホルモンに似 た働きをするフィトエ ストロゲンも含みます。 グルテンフリー
もち麦
大麦の中でも もちもち柔らかい もち性の大麦
便秘予防効果の高い「不溶性」と糖の吸収を抑えて血糖値上昇を抑制する「水溶性」、2種の食物繊維でダイ エット&美肌に効果的
アマランサス
南米で古くから食用として栽培されてきた穀物
カルシウム、マグネシウム、鉄分といったミネラル類や、食物繊維など、現代人に不足しがちな成分が豊富。タンパク質もとれます
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ゴジベリー
薬膳では古くから用いられてきた滋養強壮食材
日本では「クコの実」。 ビタミンやミネラルを多種類含むほか、タン パク質も豊富。抗酸化 作用が高いことでも知られています
フラックスシード(亜麻仁)
アンチエイジングに 効果を発揮する トリプルパワー!
細胞を活性化するオメガ3系脂肪酸、腸を整える食物繊維、抗酸化成分のアマニリグナン。 3つの力が美肌&ダイエットをサポート
ブロッコリー スーパースプラウト
新陳代謝を促進し 酸化を抑える働きで 美と健康をサポート
がん予防効果で注目の スルフォラファンが、 成熟したブロッコリー の約20倍含まれています。デトックス効果も期待されています
ヘンプシード(麻の実)
現代人に不足しがちな栄養素がたっぷり
タンパク質やミネラル、 食物繊維が豊富。バランスよくとりたいオメガ3系とオメガ6系の脂肪酸が、理想に近い比率で含まれます
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豆苗
豆の栄養と緑黄色野菜の栄養を併せ持つ
えんどう豆を発芽・成長させたもの。高い抗酸化作用を持つβ-カ ロテンやビタミンE、 代謝を促すビタミンB群が豊富です
チアシード
水を吸って10倍に! 満腹感が得られ、 ダイエットに効果的
浸水させるとジェル状 に。これは、こんにゃ くなどに含まれるグル コマンナンと呼ばれる食物繊維。腸をきれいにする働きがあります
ケール
青汁でお馴染み。 栄養価の高さはトップクラス
強い苦味が特徴。β-カ ロテンをはじめビタミ ンC、Eなど、高い抗酸化作用を持つ成分がたっぷり。カルシウムや食物繊維も豊富です
次回は、キヌアを使ったレシピをご紹介します。お楽しみに!
撮影/板野賢治 料理・スタイリング/山田玲子
構成・原文/瀬戸由美子