ミラクル免疫力をつけると、老けない!
この連載では、書籍『ミラクル免疫力をつけると、老けない!』(白澤卓二著・小田真規子メニュー製作、集英社刊)から、免疫力をアップしてアンチエイジングライフを叶える方法をお伝えしていきます。ミラクル免疫力をすぐに実践できるレシピもご紹介。ぜひお役立てください。
第3章
ミラクル免疫力! をつけて、老けない食べ方
免疫力をアップさせる ミラクルメニュー60
ブロッコリー、カリフラワー、小松菜、クレソン、菜の花、
ルッコラ、水菜、キャベツ、芽キャベツなど
●アブラナ科の野菜●
毎日数種類の緑の野菜を、ミキシング、刻む、あるいはよく噛んで食べることが重要
免疫力強化には、アブラナ科の野菜の摂取が大変重要。アブラナ科野菜は硫黄含有化合物を含み、刻んだりミキサーにかけると野菜の細胞壁が壊れ、化学反応を起こしてイソチオシアネート類に変化。イソチオシアネート類は、とびぬけた免疫力強化作用、抗がん作用を持つことが証明されています。
ここでは、料理家・栄養士・フードディレクター小田真規子さんに、さまざまなアブラナ科の野菜を使った料理7種のレシピを教えていただきます。
今回は、スルフォラファンが含まれる緑黄色野菜の生姜醤油びたしです。
15:パワフルな緑野菜としょうがのベストマッチ。理想的メニュー
ゆで小松菜とブロッコリーの生姜醤油びたし
【材料】2人分
小松菜 100g
ブロッコリー 100g
A
塩麹 小さじ2 ※塩麹の作り方の回参照
しょうゆ 小さじ2
水 ¼カップ
酢 小さじ2
しょうがのすりおろし 2かけ分
【作り方】
①小松菜はよく洗い、鍋にたっぷりの湯を沸かし、根のほうから入れて立て、10秒おいてから箸で押さえて全体を沈めます。再び沸騰したら20秒を目安にゆでます。冷水にとり、よく冷やし、水気を絞り、4㎝幅に切ります。
②ブロッコリーは小房に分け、大きければ2~4つ割りにします。熱湯を沸かし、1分ほどゆでてざるにとります。
③Aを合わせてよく混ぜ、①、②を漬け込んで味をなじませます。汁気を軽くきって盛り合わせます。
■白澤教授コメント
ブロッコリーなどアブラナ科の緑の野菜に含まれるスルフォラファンは、発がん物質を解毒、細胞ががん化するのを防ぎます。また、傷ついたDNAを修復する酵素の働きを活性化する作用も。しょうがには解毒力を高める働きがあります。
小田真規子 Makiko Oda
料理家・栄養士・フードディレクター。有限会社スタジオナッツ主宰。
「オレンジページ」「きょうの料理」「ESSE」など料理関連雑誌、
企業PR誌にオリジナルの料理やお菓子のレシピを発表。
NHK「きょうの料理」「おかずのクッキング」などテレビ番組でも活躍。
誰もが作りやすく簡単でおいしいメニュー開発を心がけ、
ヘルシーで低カロリーのお菓子のレシピも評価が高い。
著書に「和食って意外と簡単!」(扶桑社)、「捨てないレシピ野菜編」
(オレンジページ)。
『ミラクル免疫力をつけると、老けない!』(集英社 1,100円+税)
http://books.shueisha.co.jp/CGI/search/syousai_put.cgi?isbn_cd=978-4-08-333127-5&mode=1
次回は、にんにくのパワーで免疫細胞を活発にする、ブロッコリーとエビの炒めもののレシピをご紹介します。
料理制作/小田真規子 撮影/奥谷 仁 スタイリング/銀川理恵子 編集・構成/遠藤励子