ミラクル免疫力をつけると、老けない!
この連載では、書籍『ミラクル免疫力をつけると、老けない!』(白澤卓二著・小田真規子メニュー製作、集英社刊)から、免疫力をアップしてアンチエイジングライフを叶える方法をお伝えしていきます。ミラクル免疫力をすぐに実践できるレシピもご紹介。ぜひお役立てください。
第3章
ミラクル免疫力! をつけて、老けない食べ方
免疫力をアップさせる ミラクルメニュー60
放射能にも負けない強い体を
自分で作ろう!
現代社会では、ストレスやさまざまな有害物質に打ち勝てる強い体を作ることが必要です。
野菜や果物、善玉菌の宝庫である発酵食品には、解毒力を高める機能成分が豊富に含まれています。この連載で推奨する食品を積極的に摂ることを心がけましょう。
昔に比べ、野菜の栄養価は、農薬や流通などにより低下しているのが現状です。できるだけ有機栽培のものや無農薬で栽培されたものを選びましょう。また、解毒力を高めることが免疫力を高めることにもつながります。知らないうちに体に入り込んできた有害物質を排除し、適度な運動を心がけ、ストレスをためない生活を実践してください。自分の体の中にどのような有害金属がたまっているか知りたい方は、毛髪ミネラル検査をおすすめします。アンチエイジング外来などがある病院で検査できます。
にんにく、しょうが、万能ねぎ、みょうが、ハーブなど
●香り野菜●
有害物質をデトックスして、免疫機能を強化。
多種類を摂るのが、ミラクル免疫力への近道
さまざまな薬効成分を持つ香り野菜。有害物質をデトックスして免疫力を強化する働きがあります。毎日少量ずつ多種類を摂取したいもの。スープやみそ汁、サラダ、麺類などあらゆる料理に使うことを心がけてください。野菜や果物のフィトケミカルに比べ、ハーブの薬理作用は明確なのが特徴。積極的に使いたい食材です。
ここでは、料理家・栄養士・フードディレクター小田真規子さんに、有害物質をデトックスし、免疫力を強化してくれる香り野菜を使った料理2種のレシピを教えていただきます。
今回は、消化を助け、抗アレルギー効果もあるみょうがと、生姜・しそたっぷりのざるそばです。
24:みょうが、しょうが、しそなど日本古来のハーブで、健康維持
みょうが・生姜・しその薬味たっぷりざるそば
【材料】2人分
みょうが 4本
青じそ 10枚
しょうが 1かけ
貝割菜 ¼ 把(15g)
そば(乾燥) 150g
A
しょうゆ 大さじ3
みりん 大さじ3
だし汁 ½カップ
刻みごま 大さじ3
わさび 少々
【作り方】
①Aを小鍋に合わせて煮立たせます。火を止めてごまを加えて粗熱をとります。
②みょうがは縦半分に切り、斜めに細切り、しょうがと青じそはせん切りにし、冷水に10分放つ。貝割菜は根元を除きます。
③鍋にたっぷりの熱湯を沸かしてそばをゆで、ふきこぼれるようなら途中さし水をしてゆで上げ、冷水にとって手早く冷まします。
④十分に水気をきった②と③を器に盛ります。①を添え、お好みでわさびをつけながらいただきます。
■白澤教授コメント
みょうが独特の香り成分α–ピネンは、消化を助け血行をよくする働きが。揮発性成分なので、刻んでからすぐに食べてください。しそは脇役ではもったいないほど栄養豊富。抗アレルギー効果もあり、自己免疫疾患の改善に期待が持てます。
小田真規子 Makiko Oda
料理家・栄養士・フードディレクター。有限会社スタジオナッツ主宰。
「オレンジページ」「きょうの料理」「ESSE」など料理関連雑誌、
企業PR誌にオリジナルの料理やお菓子のレシピを発表。
NHK「きょうの料理」「おかずのクッキング」などテレビ番組でも活躍。
誰もが作りやすく簡単でおいしいメニュー開発を心がけ、
ヘルシーで低カロリーのお菓子のレシピも評価が高い。
著書に「和食って意外と簡単!」(扶桑社)、「捨てないレシピ野菜編」
(オレンジページ)。
『ミラクル免疫力をつけると、老けない!』(集英社 1,100円+税)
http://books.shueisha.co.jp/CGI/search/syousai_put.cgi?isbn_cd=978-4-08-333127-5&mode=1
次回は、代謝を活性化し、殺菌力抗酸化力抜群の生姜・にんにくと、万能ねぎを上手に摂取できるレシピをご紹介します。
料理制作/小田真規子 撮影/奥谷 仁 スタイリング/銀川理恵子 編集・構成/遠藤励子