欧米セレブに大人気のケールをサラダBowlで!
ケールと言えば近年、欧米で大人気の野菜。とくに美容と健康を気にするセレブたちが積極的に毎日の食事に取り入れているようです。
日本では昔から、青汁の原料として知られており、「体にいい野菜。でも、おいしくない!」というイメージが強かったのではないでしょうか。というのも、非常にクセのある味で、独特の青臭さと苦みがあります。ですから、料理にはあまり使われていなかったと思います。
ところが最近は、スーパーフードとして欧米で人気に火が付き、日本でもさまざまな料理に使われるようになってきました。レストランではケールを使った料理がいろいろ登場して人気を呼んでいますし、スーパーでも見かけるようになりました。
ケールは地中海沿岸が原産と言われるアブラナ科の植物で、キャベツによく似た形をしています。キャベツの原種に非常に近く、野生植物の持つ栄養を失うことなくそのまま豊富に含んでいるため、一般に栄養豊富と言われる他の緑黄色野菜と比較しても、抜群に栄養価が高いのです。こうしたことから「野菜の王様」と呼ばれています。
なかでも特筆すべきは、β-カロテン、ビタミンE、ビタミンC、葉緑素(クロロフィル)といった抗酸化作用の高い成分を非常に多く含んでいることです。
抗酸化作用とは、活性酸素を除去する働きのこと。活性酸素が体内で発生する原因はいろいろありますが、細胞を攻撃して老化を促進させるので美容と健康の大敵! 活性酸素を除去することは、老化予防・健康維持に大いに役立つのです。
ビタミンEが「若さのビタミン」と呼ばれるのもこのため。さらに、ビタミンCにはシミを予防したり、コラーゲンの生成を助けたりといった美肌効果も期待されています。葉緑素(クロロフィル)は消臭・殺菌効果でもよく知られていますね。
そのほか、腸内環境を整えるのに欠かせない食物繊維や、骨の健康に欠かせないカルシウムをはじめとするミネラルも豊富だとか。ぜひ、積極的に食べたい野菜ですね。
今日はサラダBowlをケール入りで作っています。皆さんもお好きな材料を加えて、ぜひ作ってみて下さい。
ケール、ベビーリーフは食べやすい大きさにちぎり、アボカド、カマンベールチーズも適当な大きさにカットしてお皿に。目玉焼きをのせ、ゆでたもち麦、クランベリー、ナッツを散らせばできあがりです。分量はそれぞれお好みで。レモンをぎゅっと絞り、オリーブオイルを回しかけてシンプルにいただきましょう。塩・こしょうで味を調えて召し上がれ。
クランベリーの甘みと酸味がアクセント。ケールの苦みが気になる方はちょっぴり多めに散らしてはでいかがでしょうか?
私は、ケールは生でいただくのが好きですが、苦みが気になる方はゆでたり、炒めたりして使うのもおすすめ。苦みがやわらいで食べやすくなりますよ。