お話をうかがったのは
小関 勲さん
Isao Koseki
バランストレーナー。小関アスリートバランス研究所代表。バランスを重視した独自の理論に基づきアスリートに指導。自ら考案したヒモトレが話題に。共著に『ヒモトレ革命繋がるカラダ 動けるカラダ』(日貿出版社)など
ひもトレ
話題の最新メソッド「ひもトレ」なら
巻くだけで自然に姿勢が整う!
姿勢のくずれをとにかく手っ取り早く直したい! という人におすすめなのが、今話題の「ひもトレ」です。
ひもを体に巻くだけで、姿勢が自然に整うという魔法のようなメソッド。その効果をさっそく体感してみて。
ひもを巻くと全身の
バランスが整い、体の癖が解消
よい姿勢を維持しようと思ってはいるものの、気づくと姿勢がくずれている…。これは誰もが感じていることだと思いますが、意識しなくても自然に姿勢が整う方法が“ひもトレ”です。
「誰にでも体の使い方の癖があり、使いすぎて緊張している筋肉と、使われずに緩んでいる筋肉があります。このバランスの悪さによって姿勢はくずれます。これを改善できるのが、体にひもを巻くだけ、またはひもに任せてエクササイズをするだけの“ひもトレ”です。ひもトレは“本来、体は完成されている”をコンセプトに開発したもの。ひもを巻いて体を任せると、自分では意識しなくても体がひもを感知し、緊張した部分は緩み、緩みすぎている部分は適度に緊張し、本来の状態に戻ります。その結果、筋肉がバランスよく使われ、姿勢が整うのです。ひもでたすきがけをすると背中が、お腹に巻くと骨盤がすっと立つのを感じます。全身のバランスが整い、体が動かしやすくなり、腰痛や肩コリ、五十肩など、さまざまな不調にも効果的。まずは以下の方法を試して、動きや心地よさを体感してください。運動が苦手な人にもおすすめです」(小関勲さん)
用意するもの
太さ5〜8㎜の丸ひもを
100円ショップなどでも買える、太さ5~8㎜程度の丸ひもを1.8mほど用意しましょう。着物用腰ひもやビニールテープでもOK。ゴム製や革製のひも、登山用ロープ、伸縮性がないひも、伸びすぎるひもはNG
ひもトレ専用ひももあります
小関さんが研究開発した専用ひももおすすめ。ストッパーの位置を動かすだけで、結ばなくても長さを簡単に調節できて便利。カラフルで色の種類も豊富。ひもトレ用スピンドル¥3,000/まるみつ
まずは
試してみましょう!
腕を上げる動作をしてみましょう。ひもなしだと腕や肩しか動かないけれど、ひもを手首にかけると、余計な力みが消え、肩甲骨まわりや脇腹なども連動し、腕がラクに上がるのを感じるはず。
ひもを8の字にして両手首にかける
肩幅よりやや広めになるようにひもで輪を作り、8の字にねじって両手首にかけ、適度にピンと張ります。結び方は蝶結びでも片結びでも何でもOK
ひもなしだと腕や肩
しか動かず上げにくい
足を肩幅程度に開いて立ち、まずは、ひもをかけずに両腕をできるだけ上げてぐーっと伸ばし、腕がどこまで後ろにいくかをチェック。耳の真上あたりで両腕が止まってしまう人が、多いのでは?
ひもをかけると体が
連動し動きがスムーズに
今度は、右端の写真の要領でひもを8の字にして両手首にかけ、ひもをピンと張り、同様に両腕をできるだけ上げて、どこまで後ろにいくかをチェック。ひもをかけると腕が耳より後ろまでいくのがわかるはず
次回は、「全身の姿勢が整う」ひもトレを紹介します!
撮影/城 健太 ヘア&メイク/木村三喜 モデル/原 歩美
スタイリスト/鈴木由里香
イラスト/きくちりえ(softdesign)
取材・文/和田美穂