これまで、体温をあげてくれる食材や即効!温かグッズなど、病気が逃げていく冷えない体づくりの方法をご紹介してきましたが、今回は、筋肉運動で体の中から温めるエクササイズを伝授します! 前編では、まずは壁腕立て伏せとスクワット!
1日1回、4つの筋トレでOK !
筋肉を動かして体の中から温める!
熱産生の40%は筋肉が担っています。
筋肉を収縮・弛緩させ、動かすことで、筋肉内の毛細血管を
刺激して、全身の血流改善&体温アップ!
壁腕立て伏せ
肩甲骨まわりの血流を促し、
大胸筋を鍛えることで体温アップ!
腕立て伏せは腕を鍛えるだけでなく、肩、胸、背中など、広い範囲の筋肉を刺激して、上半身の血流を促すことができます。壁に向かって行うものなら、負荷が軽いので、筋力がない人にもおすすめです。
1足を肩幅に開き、壁から腕の長さほど離れて立ちます。両腕を肩幅より少し広げ、肩の高さの壁に両手をつき、肘を伸ばし、背筋は真っすぐに
2脇を締め、息を吸いながら、肘を曲げて、壁に胸を近づけます。次に息を吐きながら、ゆっくり肘を伸ばし、元の姿勢に。これを10回×3セット
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スクワット
冷え解消、痩身、美しい姿勢と
全身に効果を発揮。
下半身の筋肉を総合的に刺激して、鍛えることができるエクササイズ。筋肉の70%以上が下半身にあり、特に女性は足元が冷えがちなので、ここの筋肉をしっかり動かすことが大切。腰痛、むくみの解消にも。
1足を肩幅よりやや広めに開け、膝とつま先が同じ方向を向くように立ちます。両手は頭の後ろに組みます。
2背筋は伸ばして息を吸いながら、膝を曲げて、最低でも太ももが床と平行になるまで体を沈めます。続いて、息を吐きながら、元の位置に戻ります。10回×5セット
※背中を丸めず、膝がつま先より前に出ないようにするのが大きなポイント。
息は止めずに、吸いながら沈み、吐きながら戻ります
後編で、「腹筋ともも上げのトレーニング」をご紹介します。
撮影/三木麻奈 スタイリスト/西崎玲奈 イラスト/かくたりかこ
取材・原文/山村浩子