キュッとくびれたウエストや、贅肉のないお腹のために、そして尿トラブルなど起きないために、目標とするのは「いつでもどこでも骨盤底筋意識」です。引き上げ感覚を養って、一生ものの習慣に!
2種類の動きをマスターして理想の骨盤底筋に
「骨盤底筋を無意識に引き上げることができれば、ボディラインも劇的に変わります。人知れずできることなので、ぜひ練習してほしいです」
と言うのは、いつでもどこででも意識できているというkyo先生。やりたいのは2種類。
ひとつは持続的にぐーっと長く引き上げていられること。まずは10秒間を目標に。
もうひとつは瞬間的にパッパッと締めたり緩めたりできること。お尻の力を借りず、純粋に骨盤底筋だけを動かせるようになりましょう。また、骨盤底筋を圧迫したり硬くしてしまいがちな動作は避けたいもの。立ち座りの動きは特に慎重に。
電車で骨盤底筋を鍛える
電車やバスの中では、座っていても立っていても、骨盤底筋を締めたり緩めたり、いちばんしやすい環境です
信号で骨盤底筋を鍛える
信号が青に変わって歩きはじめるとき、くっと1回骨盤底筋に力を入れ1歩踏み出すのを習慣にしてみましょう
立つ、座るときに骨盤底筋を使うコツは?
TVを見るとき骨盤底筋を鍛える
テレビを見ながら、CMになったら骨盤底筋の引き上げタイム。トイレの姿勢でやると効果的
立つとき
よくない姿勢から急に立ち上がるのは、骨盤底筋にとってダメージ大。立つときはすーっと息を吸いながら軽やかに立つ習慣を
座るとき
お尻からドンと座るのではなく、ハムストリング(太ももの裏側)からお尻へ順につけて座ります。骨盤底筋にムダな圧をかけないコツ
やってはいけない! NG集
◆ お尻の筋肉を使って骨盤底筋を締める
◆ 年中便秘がちで、排便のとき強くいきむ
◆ 物を拾うとき、きちんとしゃがまない
◆ 反動を使って、ふんっと起き上がる腹筋運動
◆ 骨盤を後傾させた姿勢で長時間座る(特に車の運転)
◆ 骨盤を後傾させて座った姿勢から急に立つ
◆ お尻からドンと座る
これまで無意識にやっていたこと、または正しいと思ってやっていたことが、実はNGだったという人もいるのでは? 正しく使えないことは最終的にトラブルの原因になるので、気をつけて!
撮影/藤沢由加 ヘア&メイク/渡辺真由美 イラスト/内藤しなこ 構成・原文/蓮見則子