元バドミントン日本代表選手で、現在は日本テレビ「news every.」でキャスターを務める陣内貴美子さん。現役を引退して23年。50歳を過ぎてもなお、輝くようなヘルシーな美しさにますます磨きがかかっています。その秘密は、毎日のちょっとした心がけにありました。私たちが憧れる“輝くアラフィフ”は、いかにして作られるのでしょうか。
陣内貴美子(じんないきみこ)
1964年熊本生まれ。元バドミントン日本代表選手、スポーツジャーナリスト、キャスター。16歳で史上最年少の日本代表に選出される。1992年、バルセロナオリンピック出場。現在は日本テレビ「news every.」キャスターなど、テレビ・ラジオ・雑誌・講演会・イベント出演など、幅広く活動を行っている。また、全国でのバドミントン講習会・講演会など競技の普及にも務めている。
◆11階の控室まで、階段で2往復!
週5日出演する日本テレビ「news every.」のスタジオは5階。陣内さんの控室は11階。その6階分は必ず階段で移動をするという陣内さん。“人に見られる仕事だから”と、常にボディメンテナンスを心がけているそうです。
「テレビ局のワンフロアって、普通の建物より高さがあるんですよ。だから6階分といっても、通常の1.5倍くらいはあると思います。そこを毎日、2往復ぐらいしていますね。
テレビのお仕事は正面からだけでなく、横からも立ち姿も見られてしまいます。スッとした姿勢を維持するためにもインナーマッスルは意識しています」
日常で、動く! これが陣内さんの心がけ。抜群のスタイルの良さと凛とした姿勢は、毎日の意識によってキープされているのです。
◆チームメイトをおぶって階段を駆け上がった現役時代
バドミントン選手として史上最年少で日本代表に選ばれ、バルセロナオリンピックにも出場した陣内さん。現役時代は、どのようなトレーニングをしていたのでしょうか。
「中学生の時は平日は14キロ、週末は30キロ、毎日欠かさず走っていました。当時は今みたいにトレーニングの器具などが少ない時代だったので、チームメイトをおぶって階段を駆け上がったり、うさぎ跳びをしたり。バドミントンは前後左右に動くスポーツなので足腰が強くないとだめなんです。長距離、ダッシュ、スクワットはもちろん、砂浜を走ったり、山道を走ったり。それは引退するまでずっと続きました。もう一生分の運動をしたと思います(笑)。
私は筋肉がつきにくく、落ちやすいみたいなんです。アスリートとして、それはコンプレックスでした。だから人一倍やるしかなかったんです。おかげで筋肉はしっかり応えてくれて、右肩、右手は今でも左より大きい。筋肉がしっかりついちゃって(笑)」
筋肉は裏切らない、とご自身の経験で実感しているそうです。
◆50歳を過ぎて、ダッシュができなくなった⁉
若い頃にかなりの運動をしてきた陣内さんですが、やはり年齢とともに体の変化を感じているそう。現役時代の体脂肪率は14%だったのが、引退後はなんと、最大24%まで増えてしまったそうです。
「脂肪がついたというよりも、筋肉が減ったんでしょうね。最近は、例えば横断歩道で青信号が点滅しているとき、急いで渡るかどうか躊躇してしまうこともあります。以前なら何も考えず、ダッシュしたはずなんですが。水たまりも『この幅、超えられるかな? やめとこうかな……』と一瞬考えたり。あんなに自信があった足元に、やっぱり衰えを感じることはありますね。
私の父が病で倒れ寝たきりになってしまい、それを見ているとやはり、人生の最後まで、自分の足でしっかり歩きたいと願ってしまいます。歳をとると、足が上がらなくなったり、歩幅が狭くなったりしてきますよね。そうならないように、この先も元気でいるために、絶対に筋肉は減らさないようにしたい。
運動って、習慣がないと面倒だと思うかもしれませんが、『運』が『動く』って書きますよね。動くことで運も動く。だから、皆さんも日常生活の中で、少しずつでも動くようにしてみてはいかがでしょうか」
陣内さんは運動以外にも、サプリメントや健康補助食品も必要と感じたら取り入れるそう。50代の今の自分には「アリ」だと実感しているそうです。
「自分の食生活の中で、うまく摂れないのだったら、サプリメントや健康補助食品の力を借りることも、50代の今の自分には『アリ』と感じています」
笑顔も姿勢も、気持ちがいいほどヘルシーで美しい陣内さん。
私たちも見習って、輝く50代を楽しみたいですね。
撮影/山田英博 ヘアメイク/橋本京子 取材・文/島田ゆかり
提供:再春館製薬所