パンケーキの3大パートナーといえば、
バター、メイプルシロップ、そして、ホイップクリーム!
ふわふわで口にいれると、とろける! ほかにはない、
ホイップクリームのおいしさ、もー、サイコーです。
おいしいホイップクリームを使ったパンケーキを
メニューにしたい! 早く食べたい!
と私は夢みていました。わくわく!
しかしです、カフェでホイップクリームをメニューにする場合は、
どういう手順にすればいいのぉ?、ぼ〜、見当がつかない・・・。
作りおき? それとも、オーダーがあってから? まさかねぇ。
料理やスイーツをどう準備して、どんな手順で出すのかは、
飲食店にとって、とっても大事なことで、
「オペレーション」という専門用語があること知ったのは、
もっともっと後になってからでした。
目指すは、フレッシュでくるくるっとして角が立った
ホイップクリーム。もちろん、生乳100%で、甘さ控えめ。
分からないなりに、いろいろ試してみました。
1) とりあえず、生乳100%の生クリームを買って
朝、ホイップクリームを作って、作り置きしてみる。
↓
時間がたつと、だれてしまって、かわいく盛りつけできない。
味も落ちていく。しかも、必ずあまる。カフェ、ヒマですから。
2)缶入り生クリーム。細長いスプレー缶に入ったもので、
ノズルを押すとぶしゅーとホイップクリームが出てくる。
↓
甘すぎるし、下町では手に入りにくい。添加物も入っている。
3)業務用の絞り袋に入った冷凍のホイップクリームも使ってみる。
↓
やはり甘すぎるし、保存料とか添加物が入っている。
原材料が、生乳100%ではない。
4)業務用の、冷凍で箱に入った八分立てホイップクリームも
試してみる。
↓
これも甘すぎるし、保存料とか添加物が入っている。
角がたったようなかわいい盛りつけはできない。
5)現在、主流となっているガスを添加して、ホイップクリームに
するしかないのか?!
↓
簡単で便利そうだけど、なんとなく、ガスより空気でホイップした
方がおいしいような気がするなあ、と私が気乗りしない。
じゃあ、どうすればいいのか???
ホイップクリームを一度にたくさん使うケーキ屋さんと、
オーダー次第で少しずつ使うカフェでは、材料も
作り方もオペレーションも違うんだろうな、とは想像がつく。
でも、どう違うかとか、当時の私には、さっぱり
見当もつかないのでした。は〜・・・、先が見えない。
そんなときです、カフェの専門誌をめくっていると、
スイス製のホイップクリーム専用のマシンの広告が、
目に飛び込んできたのです。
すぐにその会社に電話をすると、試しに一週間、
無料でホイップクリーム専用マシンを貸してくれるとのこと。
このマシン、ホイップクリームしか作れないのですが、
さすが業務用の専門機器!。生クリームから瞬時に、
新鮮なホイップクリームを作ることができる!
とっても便利な優れもの!なんです。
これなら、ヒマにも、忙しい(←まだ未経験でしたが)にも
対応できるわ!もう、これしかない!と思いました。
高価でドキドキして、ちょっと迷いましたが、
ホイップクリームマシンを購入することに決定!
そして、今度は、いろんな生クームを試してみることに。
生クリームと言っても、業務用は、乳脂肪分が35%から
47%までさまざま。中には、植物性脂肪が入ったものも。
うん、これがおいしい!と思ったのは、
生乳100%、無添加、乳脂肪分が35%の生クリーム。
乳脂肪分が低いので、カロリーが低くて、ふわふわで軽い口溶け。
イリヤプラスカフェでは、砂糖を少しだけ加えて、
パンケーキにたっぷりそえることに。
業務用機器は、たいていの場合、使い慣れるまで、
時間がかかったり、日々のメンテナンスも手間なのですが、
使いこなせるようになると、ほんと、楽しい!のです。
スタッフもホイップクリームが大好き。
ホイップクリームがおいしくて、うれしくなって、
みんなでいろんなメニューを開発!しました。
少しご紹介しますね。食べたくなっちゃいますよ!ねっ!。