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更年期に急増する「足の悩み」⑪「水虫」と「かかとのガサガサ」の気になる関係

山口健一

山口健一

「爪と皮膚の診療所 形成外科・皮膚科」院長。形成外科の専門医の資格を取得した後、「爪」を突き詰めるために皮膚科・整形外科を学び、さらに靴学・フスフレーゲの専門学校で学ぶという異色の経歴。2016年、満を持して爪に特化した医療を提供すべくクリニックをオープン。自称「爪職人」

痛みやかゆみがないからと放置してしまいがちな足の皮膚トラブル。でも、足を見せる季節には放置はNG。

今回は女性にも増えている「水虫」と、「水虫」とも大きな関係がある「かかとのガサガサ」についてです。

 

女性にも多い!
【水虫(白癬(はくせん))】

水虫の多くは高温多湿のバスマットやスリッパから感染するもの。菌を踏んでも角質層にはすぐ入り込めないので、24時間以内にきれいに洗えば感染を防ぐことができます。清潔を保ちましょう。

水虫の菌(白癬菌)がいるかどうかは、顕微鏡で判定することになるので必ず受診を

知っておきたい水虫の種類

白癬菌はカビの一種で、足のいろいろな部分に感染します。指の間のかゆみやジュクジュク、土踏まずの水ぶくれ、かかとのザラザラ、そして爪が厚くなったり変色してしまう爪水虫など、疑いがあったら皮膚科へ!

 

水虫が治らない人の法則

女性は「まさか私が水虫なんて」と思いがち。そんな幻想は捨て、水虫は絶対に放っておかないこと

 

 

かかとのガサガサが水虫に?次ページに続きます。

なんと、水虫の原因にもなる!?
【 かかとのガサガサ】

かかとのガサガサやひび割れは、ストッキングが引っかかったり見た目が汚かったりするだけでなく、めくれた角質から白癬菌が入り込みやすくなります。見くびらずにケアを!

 

 

かかとケアのポイント

かかとのカサつきは乾燥して硬くなった皮膚に荷重がかかることにより、皮膚が引っ張られてしまう現象。古い角質を落としてから乾燥対策をしっかり

 

尿素配合など保湿力が高いクリームを。べたつきを嫌って量を少なくすると、効果がありません

べたつくのを気にせずたっぷり塗るためにも、その後は靴下をはきましょう!

 

 

 

クリームなどを塗る前に、まず角質を薄くすることが大事。角質ケア専用の電動リムーバーなど、優しくツルツルにしてくれるものがGOOD!

 

 

湿ったバスルームに置きっ放しの軽石は、細菌がいる可能性大! おすすめできません

 

 

イラスト/かくたりかこ 構成・原文/蓮見則子

 

 

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