手足の冷えやほてりをとる
【足湯】
冷えに無防備になりがちな夏は、冷房過剰で冬より冷えは深刻です。鍼灸師で、冷えとり名人の田中美津さんが、夏冷え養生法を伝授します。
今回は、手足の冷えやほてりをとる、正しい足湯のやり方などについてご紹介します。
●足湯の正しいやり方●
バケツをふたつ用意し、40℃くらいのお湯と水を深さ20㎝ほどそれぞれに注ぎます。お湯に両足をつけて温まったら、冷たい水に足を入れます。これを交互に4〜5回繰り返し、トータル20分ほど行います。そばにお湯を入れたやかんを置いておき、ぬるくなったら足してください。冷たい水で終了します。
風邪をひいたときは、ぬるめのお湯からスタートして徐々に熱湯を注ぎ入れ、足が真っ赤になるまで10〜20分つかるのがおすすめ。左右見比べて、どちらかの足だけ赤さが足りないようなら、そちらだけ余計に温めて同じ色にしてください。いずれも終了後は、乾いたタオルでよく水気を拭くこと。
●手湯●
手湯も足湯と同じやり方でOK。
塩小さじ1、唐辛子1/2本を入れるとさらに効きます。
次回は、アロマや入浴剤を活用した、冷えやむくみなどの症状別のおすすめ入浴法をご紹介します。
イラスト/しおたまこ 構成・原文/石丸久美子