クリエイティブ ユニーク スタイリッシュ
未来を描くいいモノデザイン ②
こんにちは。
アメリカで人気の建築・インテリアデザイン誌が主宰するアメリカ最大級のデザインイベントのルポ後編です。
会場では多くの人々と出会い、デザインの向こう側にある奥深いストーリーを聞かせて頂いて、胸がときめいてしまったワタシです。
最近では、カリフォルニア発の自由でゆるさのあるデザインも注目されていると聞いたので、その朗報にとても嬉しく思っていました。でも会場では、エコロジカルな思想とシンプルな外観、そしてそこから溢れ出す暖かいぬくもりを感じるスイスのデザインに釘付けになってしまいました。
会場にあるステージの上では、専門家たちのレクチャーや熱いディスカッションが繰り広げられていました。dwell誌のキースピーカーでニューヨークとヨーロッパを行き来するアメリカのインダストリアル・デザイナー、ステファン・バークス氏とdwell編集長のアマンダ・デマロン氏との対談も。2人ともカジュアルでとてもフレンドリー。会場からの質疑応答にも、正直に丁寧に答えてくれました。
デザイン界の活動家としても知られているバークス氏は、”MAN MADE”プロジェクトを展開。職人たちの手による伝統工芸を現代のデザインにコラボレーションさせた、持続可能でアーティスティックなデザインが人々を魅了し続けています。
「ゲストの期待に応えられる良いホストになること。それが、デザイナーの役目でもある」。これは、ミッド・センチュリーモダンのパイオニアであるチャールズ・イームズ氏の言葉です。チャールズ&レイ・イームズ夫妻の孫であるイームズ・デミトリオ氏がオーセンティックなデザインの世界を語ってくれました。
家族、アート、デザイン、家、絆、生き方。オーセンティックなエクスペリエンスを感じられないモノは、ただのコピー&ペーストでしかない。豊かさや共感力は、触れる、感じる、分かち合うところから始まる。そこから、ホンモノが生まれるものだとお話しされていました。
そして最後は、アメリカのリアリティー番組”エクストリーム・メイクオーバー建築編”で、ボランティア精神溢れるイケメン大工として活躍したタイ・ペンニングトン氏が登場。爽快なテンポとユーモアたっぷりのレクチャーに会場からは多くの笑いが巻き起こりました。
ペンニングトン氏が語るデザインとは、”変化”。優れた建築デザインとは、私たちの暮らしや環境にポジティブな変化をもたらすもの。私たち自身も変化となり未来を創っていくことが大切だと話します。デザインとは、私たちの生き方そのものなのだという言葉が印象に残りました。
ラストは、会場で見つけた素敵なデザインをご紹介っ~♪
今回、イベント会場を訪れて、デザインとは、コレクト(COLLECT・収集)するのではなく、コレクティブ(COLLECTIVE・共有)なものであること、古いモノを愛し、新しいモノを受け入れること、そして、発展していくこと。デザインとは、未来を創っていくためのものであり、その選択は、私たち、一人一人の意識の中にある、ということを学ぶことができました。
何とも充実した3日間でした。そして、ふと現実に戻り、お財布の中身と相談してみると、そこには現実感ありありの空気が漂ってしまいました。やっぱり、ワタシは、DIY(DO IT YOURSELF)でエコ小さく楽しむところからはじめてみたいと思います(笑)。
KEEP SMILING &LOVE YOURSELFIE~♡
写真:HALE DAVIS
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