「明け方に突然、ふくらはぎがつって痛くて目が覚めた」
「久しぶりにジョギングしたら足がつった」
「冷えると足の指がつりやすい」
そう、更年期に入ってから足がつりやすくなった、という声が多く聞かれます。心あたりはありませんか?
そこで今回は、深夜の激痛にパニックしてしまうことも多い「足のつり」を取材しました。
ところでそもそも、「足がつるメカニズム」をご存知でしょうか?
"足のつり”とは、筋肉が有痛性痙攣(けいれん)を起こしている状態のこと。
「痙攣というのは収縮→弛緩を繰り返す仕組みがあり、本来は痛みがありません。しかし、有痛性痙攣は筋肉に誤作動が起きて収縮のみを繰り返し、弛緩ができない状態。そのため痛みが生じてしまうのです」と教えてくれたのは、婦人科スポーツ医の高尾美穂先生です。
何が引き金となって足がつるのか、西洋医学と東洋医学の観点から原因を探ります。
たとえば西洋医学から見ると…
・筋肉疲労を起こしたとき
・血液中の電解質のバランスが乱れたとき
ふむふむという感じですね。これが東洋医学から探ってみると…
・上半身が暑がりでも下半身は冷えているとき
・体の中の酸素が不足して血行が悪くなっているとき
と、単に足だけの問題ではなく、全身の血行の問題としてとらえ、それを解決しようとします。
さらに解決法も西洋医学と東洋医学の両方からアプローチしました。
前出の高尾先生が教えてくれた方法のひとつが、”足指でパー、グー、チョキ”。
楽しく足指を動かしながら、足指を柔軟にして足先の血液循環がよくなり、冷えを改善する効果も。
東洋医学担当の漢方薬剤師・樫出恒代さんからは、丹田を意識した呼吸法や冷えとりのツボを教えてもらいました。
おへその下10㎝あたりにある丹田という”気の中心"にエネルギーをためる感じで、ふーっと息を吐き、そこから全身に気が巡り、血流が行き渡って酸素が隅々に運ばれるイメージで呼吸します。呼吸が深くなってリラックス効果も。
足がつると痛みでパニックしがちですが、対処法や日ごろの養生法を知っておけば、いざという時に心強いはず。
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