前回は、アワエイジ世代の80%以上が歯周病にかかっているというデータをお伝えしました。とはいえ、“歯周病”という名前はよく聞くので、知ってはいてもいったいどんな症状で、どんな問題があるか知らない人が実は多いのでは? 見過ごさないためのチェックリストをまとめてみました。
歯周病チェックリスト
チェックの診断
歯周病は見た目ではわからないことも多く、さらに虫歯のように痛みなどを伴わないので、気づかず進行していることがほとんど。初期段階では、歯肉のむずがゆさや軽い腫れ、ブラッシングでの出血などですが、進行すると膿や口の中の不快感などが出はじめます。もっと進行すると、グラつきや歯肉の痩せなどの症状が現れます。上記のチェックで★に印がついた人は、かなり進行しているので、歯科医の診察をおすすめします。★以外で、0~2個だった人はほぼ大丈夫ですが、膿や出血がある場合は進行しつつあるという自覚を持ってください。3~4個の人は歯周病の可能性があります。5個以上の人は歯周病である可能性が極めて高いといえます。
では、歯周病とはどんな病気なのでしょうか? 次回より、ご紹介していきます。
イラスト/内藤しなこ 取材・原文/伊藤まなび