最近、もの忘れやうっかりが多いミーナです。ステキに活躍されている先輩たちの姿を見るにつけ、はたして自分は同じ年代になった時に大丈夫だろうか??と心配。お話を聞いて、ぜひ見習いたい!1回目は、なぜか外で偶然お会いすることが多い、西山栄子さんです。ファッション・ジャーナリストとして、第一線で活躍中。ショーや展示会で、ホントによくお会いするんです。いつも颯爽とされている秘訣とは・・・
10年、20年後もクリアな脳でいるための
脳活の秘訣とは?
明晰な頭脳とバイタリティあふれる生き方。第一線で長く活躍を続ける先輩たちにこそ、聞いてみたいのは脳活の秘訣。
そこで、さまざまな分野で幅広く活躍を続ける4人の先輩方に、それぞれの脳活について教えていただきました。
アンケートから伺える、前向きな生き方や発想を見習って、10年後も20年後もクリアな脳を目指しましょう!
まず最初は、仕事を充分にこなしながら新たなチャレンジもし続けている、西山栄子さんの脳活です。
西山栄子さん Eiko Nishiyama
profile
1947年生まれ。文化服装学院デザイン科卒業後、松屋銀座本店にファッションコーディネーターとして13年間勤務。独立後は西山栄子ファッションオフィスを設立し、コンサルタントとしても幅広く活躍中
新たな経験、活用していない記憶の引き出し、
暗記での刺激を自然に行い、脳を活性化
48歳で大学に入学。司法試験にチャレンジ
ファッションコーディネーターやジャーナリストとして活躍中の西山さんが、早稲田大学第二文学部へ入学したのは48歳のとき。
「仕事に恵まれ、順調すぎるのが怖くて、知識を再注入しないといけないと思ったことがきっかけです。同時に、ファッションの仕事はできても60歳くらいまでだろうという思いもあり、60歳過ぎてからの仕事を考えたときに弁護士になろうと決意しました」
学士入学した法学部で2年学び、そのまま法科大学院へ進学するつもりが、夫が突然の他界。夫の会社を引き継ぐためにまったくの専門外だった資産運用や建築関係のことを学び、1年後に法科大学院へ入学。3年間学んだ後、司法試験にチャレンジしています。
心身ともに揺れがちな更年期を含め約20年、仕事を十二分にこなしながら、勉強をし続けた西山さん。脳の衰えなどを感じることはなかったのでしょうか。
「司法試験の勉強で論文記述中に、書いた漢字が合っているか不安になったときに脳の衰えを感じたことはありますが、若干忘れても、少し勉強すれば思い出せます。
脳を元気に保つために大切なのは、①これまでやったことのない経験、②知っていて最近使っていない記憶を引っ張り出すこと、③暗記での刺激。できればこの3つが日常生活の中で自然に行われることが理想ですね。
社会生活の中ではストレスも感じますが、ストレスこそ生きる力。いくつになっても成長できると思いますので、やりたいことを見つけてどんどん行動することが大切です。
ただ、アラフィフ以降の女性は環境や経済などで個人差が大きいため、孤高に自分に合うものを探し、実行してみることが重要だと思います」
Enqueˆte アンケート
●平均的な起床時間と就寝時間は?
起床は7時30分、就寝は2時頃。
●特に心がけて摂取している食品は?
きのこ類、葉物のサラダ、ブロッコリー、納豆、豆腐、肉類、青魚、寒天、りんご。
●毎日欠かさずに行っていることは?
起床時にベッドで約30分のストレッチ。指先の屈伸から徐々に中心に向かい、ふくらはぎ、股関節、体幹までのストレッ
チを行った後に起き上がります。
●脳の衰え防止に取り入れた対処方法は?
固有名詞や人名が思い出せないことがあってもすぐにあきらめず、例えばその人の職業や特徴などを連想していくことで、
パッとひらめくことがわかったので実践しています。また、服のサイズ直しのための裁縫やしみ抜きは、指先で細かい作業をするため結果的に集中力アップに役立っているようです。
次回は、日々の生活すべてを楽しんでいる、クレヨンハウス主宰の落合恵子さんの脳活をご紹介します。