みなさん、こんにちは。すっかり寒くなりましたね。
こんな季節に体も心も、ぽかぽかあったかく、元気になる、イリヤプラスカフェの「ホームメイド・レモネード」について、エピソードをお話しします。
スタッフみんなで丁寧に手作りしているレモネードは、イリヤプラスカフェの1号店でも、2号店でのカスタム倉庫店でも、とっても人気のドリンクメニューです。
レモネードを作るときに、大事なのが、なんといっても材料のレモン選びです! レモネード作りには、皮も使うのがおいしさのポイントなので、特にレモン選びは重要なんです。
うちのカフェでは、佐藤辰之さんが小田原の農園で栽培している国産のレモンを直接、仕入れています。

佐藤さんと小田原の農園。佐藤さんは、農作業をするときは、基本、全身、オレンジ!
この日は、「うっかり、オレンジ色の帽子をかぶってくるのを忘れました」とのこと。

雨でけむっていました。農園は、柑橘系の栽培に適した斜面。傾斜地の農作業はたいへんだそうですが、日当りがよくて、潮風が吹き付けるので、虫がつきにくいというメリットもあるそう。
佐藤さんは、レモンだけでなくみかん、デコポン、ネーブル、湘南ゴールド、セミノール、マンダリンなどなど、20種類以上もの柑橘類を育てています。
そして、そのすべてが、樹上完熟で、な、なんと農薬も、除草剤も、一切使わずに栽培しているのです。
しかも、です。佐藤さん、実は、週末農業者なんです。
以前は、ロケットの開発に関わっていたという工学系のビジネスマン。今も、平日は、工学系の技術者として仕事を続けながら、週末、夏休み、冬休み、有給休暇のすべてを柑橘類の栽培に情熱をそそいでいます。とにかくすごい!
小田原は、昔から柑橘類の栽培が盛んな土地でしたが、担い手不足で、耕地放棄畑が増えています。そんな中、みかんの栽培をちょっとお手伝いしたら、おもしろくて、楽しくて、はまってしまったそうなんです。
「みかん育て隊」を結成して、みずからが隊長として、今や広大な畑の世話を引き受けています。

農園のかたわらにある土蔵にも案内していただきました。収穫後、ここで一定期間寝かせることで、さらに甘みが増すそう。



品種によっては、ひとつひとつ新聞紙にくるんで貯蔵。
佐藤さんいわく「柑橘系は、世話をすれば、自然に育ってくれるから、自分の性格にあっているんです」とのこと。←よくわかりませんよね。
どういうことですかぁ???と尋ねると、
「例えば、ネコは世話さえすれば、自由に育っていきますよね。柑橘類も、そんな感じなんです」と、これまた分かるような、分からない答えが、かえってきました。
ちなみに佐藤さん、ネコも飼っているそうです。
佐藤さんが育てたレモンやみかん、ネーブルは、農薬を使っていないため、皮の表面に黒い点々がついています。でも、味は絶品!
甘みだけでなく、酸味もしっかりしていて、昔ながらみかんって感じ!
食べると、あ、おいしい! しあわせ! って感じになるんです。

佐藤さんがいろんなみかんを試食させてくださいました。


黒い点々は、農薬を使っていないため。通常のみかん栽培では、農薬を20回ほど散布しているそうですが、佐藤さんは、1回も使っていません。

中は、ジューシーで、ほんとおいしーい!

佐藤さんご夫婦。みかんみたいに明るく、元気なおふたり!
妻の早織さんも、毎週末に楽しそうに出かけていく夫をみていたら、いつの間にか〜農園を手伝うようになったそう。

早織さんは、栄養士の資格を持ち、栽培した湘南ゴールドなどで手作りしたジャムを試食させてくださいました。おいしかったです!
イリヤプラスカフェでは、佐藤さんが育てたレモンで、レモネードを。みかんで、パンケーキに合う甘さ控えめのみかんジャムを作ったり。スタッフも私も佐藤さん&佐藤さんが育てたレモンやみかんの大ファンです。

イリヤプラスカフェの天然酵母パンと手作りジャムのセット、の試作です。真ん中のジャムが、佐藤さんの柑橘類で作ったマーマレード。
今回は、佐藤さんの農園を訪ねたときの写真をご紹介しました。
そして、次回は、とっておきのレモネードの作り方、ご紹介します。
お楽しみに!
みかん育て隊
http://mikansodatetai.web.fc2.com/
このサイトから、みかんの注文もできますよ。ぜひご覧ください!


