旅好きミーナ、素敵なホテルに泊まることも旅の楽しみのひとつです。ロビーや部屋のしつらい、レストランの充実、そしてスパの存在も大事ですよね。ショッピングや観光の疲れを癒すのはもちろん、最先端のトリートメントを試せるのもポイントです。リニューアルされたロンドンのタージホテルでは、オリエンタルなトリートメントが受けられるのが話題。タイマッサージやバリのマッサージでほぐされ、モロッコのコスメでとろける、なんて至福の時間が過ごせそう。
オリエンタルなスパとともに、さらにラグジュアリーにリニューアル
リニューアルしたST. JAMES’ COURT, A TAJ HOTEL, LONDONは、宮殿関係者の宿泊施設を改装した、風格のあるホテル。インドの五ツ星、タージの経営で、バッキンガム宮殿のすぐそばに位置しています。レンガで造られた英国風外観に、中には木の重厚感漂う温かみのある空間が広がり、部屋は木目調のゆったりとしたスペース、ベッドはキングサイズです。Royal Vintage Experience(£395~)というコースでは、クラシックルームに朝食、アフタヌーンティーに加え、ヴィンテージカーでの観光など英国らしいアメニティがつきます。
スパは別棟を1棟使うという贅沢な空間。インドといえばアーユルヴェーダが 有名ですが、ここではロンドンの気候に合わせたスパ、La Sultane de Saba(ラ スルタンヌ ドゥ サバ)としてリニューアルオープンしました。 Sabaはパリにサロンを構えるフランスのスパですが、もともとはオリエンタ ルスタイル。タイにスタッフを研修に出すほどの本格的タイ式マッサージコース があります。コスメはモロッコ製。東洋と西洋のよい所取りエステというわけで す。都会の真ん中で異国情緒あふれるリラックスが楽しめます。
Hotel
ヴィンテージカーでの観光サービスがあり、バッキンガム宮殿の送迎に使われていた車で市内を巡ることができます。レストランの案内、名所のガイドなど、いたれり尽くせり。スーツを着た運転手さんが淑女気分にさせてくれます。
シックな客室。
中庭ではパーティなども。
メインダイニングのQUILON(キロン)は洗練されたインド料理レストラン。インド料理で初めてミシュランの星を獲得。日本酒はじめ各国のお酒をベースに料理に合うカクテルも
おすすめはチキンカレー。帆立やカニの前菜もマンゴーソースやミントソースを加えた優しい味です。
中庭で供される「24カラット ゴールド アフタヌーンティー」はオリジナルメニューで、シャンパーニュからタルトやクッキーにも金粉付き。まるでマハラジャ気分
Spa
ゆったりとしたスパの個室はキャンドルがともるオリエンタルな雰囲気。30分のコンパクトなものから4時間のバリ式セレモニーまで、メニューも豊富。おすすめは90分のブラックソープを使ったフルボディマッサージ。スクラブなのに強すぎずに心地よい刺激。その後に使うグリーンティーオイルもべとつかず軽い仕上がりです
施術ルーム。
前列右端の瓶がブラックソープ。
ボディコスメはラベンダーの香りのローションからシアバターまで。和みます。
フェイシャルオイルの香りはチョイスできます
キャンドルも配されて。La Sultane de Sabaは、母から娘へと何世代にもわたって伝承されてきた美容法を現代に蘇らせたもの。コスメもラインナップ豊富
※ 1£=188.11円(2015年5月20日現在)
ST. JAMES’ COURT
DATA
St. James’ Court, A Taj Hotel, London54 Buckingham Gate, LondonSW1E 6AF
TEL +44 20 7834 6655
全338室 1泊£119~(季節による)
日本での連絡先/アクセス ☎03-3242-1057
Black Soap Steam Ritual 60分 £80 90分 £100
撮影/北村美和子 取材・原文/萩原輝美