寝つきはとてもよいミーナですが、実は睡眠に悪いことをたくさんしています。その1位は、寝る直前までのパソコン。寝つきはよいけれど、睡眠の質が低下しているのかもしれませんね。寝起きがすごーく悪いんです。
よい睡眠のため、自分でもできることを紹介してきました。
なにげない生活習慣にも、睡眠と関連することがあるようです。
5 睡眠の質を左右する寝る前の飲み物
人は睡眠中に汗をかくので、体の水分が失われます。
そのために欠かせないのが水分補給です。
寝る前にコップ1杯の常温の水を飲むことを習慣にすれば、
喉を潤せるだけでなく、血液が濃くなるのを防ぎ、
脳梗塞や心臓病などの予防にもつながります。
もうひとつおすすめなのが温めた牛乳。
牛乳のタンパク質が消化酵素によって分解されてできる物質・トリプトファンには、
神経を鎮静化させる効果があり、眠りを誘うと言われています。
反対に避けるべきなのは、コーヒーやお茶など。
神経を覚醒させるカフェインが含まれているので、
夕方以降は飲まないほうがよく眠れます。
寝酒としてのアルコールは、中途覚醒を招くので控えて。
6 寝る1〜2時間前までにぬるめのお風呂に入る
質のよい睡眠を得るためには、入浴も大切。
人は体温が下がるときに眠りにつきやすくなります。
入浴すると体が温まり、ベッドに入る頃に深部体温が低下。
この温度差が眠りを誘うのです。
できればシャワーで簡単に済ませるのではなく、
バスタブに浸かることをおすすめします。
入浴は、ベッドに入る1〜2時間前までに済ませましょう。
ストレスで眠れない日が続いているときは、
ぬるめのお湯に20〜30分ゆったり浸かるとリラックスできます。
逆に40℃を超える熱い湯に浸かると、
自律神経が覚醒してしまうだけでなく、
体温が上がりすぎて下がるのに時間がかかってしまうので気をつけて。
38〜39℃くらいの湯がベストです。
7 夜中にコンビニなどの強い光を浴びない
強い光には覚醒作用があります。
夜寝る前に明るい光の中にいると、目が冴えてしまうことも。
寝る15分くらい前になったら、
できるだけ部屋の光量を落としぎみにすることをおすすめします。
なかでも、最も避けたいのは夜中のコンビニです。
メラトニンの分泌はおもに光によって調節されているので、
夜中にコンビニの強い照明を浴びると、
メラトニンの分泌量が減少。
体内時計に休息の時刻が伝わらず、
睡眠と覚醒のリズムが乱れる原因になります。
また、テレビやパソコン、スマホなどの光も要注意。
就寝直前まで見ていると神経が興奮して、
寝つきが悪くなってしまいます。
メールチェックなどは、寝る1時間前には済ませておきましょう。
イラスト/かくたりかこ 取材・原文/上田恵子