寝つきはいいけれど寝起きの悪いミーナです。真っ暗だと眠れないので、小さめの明かりをつけていますが、本当は暗くして、朝の日差しで目覚める方がいいのでしょう。ここで紹介されている、3万ルクスの高照度光と音で起床できる目覚まし時計、というのに、大いに興味ありです。
質のよい睡眠のための寝室環境、
まずは「光」について詳しいポイントを
引き続き睡眠改善インストラクター・山品さんにお聞きします!
眠りに入りやすいのはオレンジなどの暖色系
「真っ暗だと眠れないという人もいるので一概には言えませんが、
基本的には寝る際、寝室に光はないほうがいいと言われています。
眠る準備をする時間帯も、青白い光より、さくら色やオレンジ色など、
暖色系の明かりのほうが眠りに入りやすいですよ」と山品さん。
逆に、覚醒を促すのはコンビニのような明るい光。
夜に浴びると、睡眠のリズムを狂わせるので
注意が必要だと言います。
「本来人間は、明かりの源を見つめない動物です。
けれどテレビやパソコン、スマホなどは、
光源をじっと見続ける機器。
就寝前に見ると覚醒度が上がり、寝つきが悪くなります。
そういう意味では、
現代は誰もが不眠症になりえる時代と言えるかもしれません」
3万ルクスの高照度光と音で快適に起床できる目覚まし時計。
ブライトアップ・クロック¥15,000/ソーラートーン
時間帯により明るさを変更可能。就寝前は夕暮れの空の色に。
LEDシーリングライト オープン価格/パナソニック
次回は寝室の「温度、湿度」についてです。
山品善嗣さん Yoshitsugu Yamashina
profile
パラマウントベッド株式会社コンシューマーチーム・睡眠改善インストラクター。
日本睡眠改善協議会評議員、睡眠環境診断士。
睡眠アンバサダーとして、雑誌など各種メディアでも活躍中。
撮影/板野賢治 スタイリスト/安部祐美 取材・原文/上田恵子
撮影協力/プロップス ナウ UTUWA