夏本番ももうすぐ。「夏までにコロナ太りを何とかしたい!」と思っている人におすすめのダイエット法とは?
ヨガ講師の沖 知子さんがおすすめするのは、ヨガで一番重要とされる「深い呼吸」で自律神経の乱れを整える「ニューノーマル呼吸法・運動法」と、腸の位置や腸内環境を整える「巣ごもり便秘解消 呼吸・運動法」です。
沖 知子(おき・さとこ)先生
インド政府公認資格 プロフェッショナルヨガ講師。モットーは「健康第一、一生笑顔」。ヨガ歴13 年。2016 年にMissWORLDJAPAN ファイナリストに選抜され、初代「ミス・ヨガ」を受賞。2017年、株式会社ブレストランを設立し、代表取締役を務める。おいしい呼吸のレストラン「ブレストラン」として、企業に向けた従業員の”心の健康”をサポートする新サービスとして展開中。
【1】ニューノーマル呼吸・運動法
沖さんによれば、「ヨガ=呼吸というくらい、呼吸は重要です。呼吸が浅いのはストレスを感じている証拠。浅い呼吸をしていると食欲のコントロールができず、ダイエットしてもリバウンドにつながりやすいんです」とのこと。
なにかとストレスがたまりやすいこの時期は、呼吸はますます重要に。
まずは深い呼吸を身につけましょう!
◆プチ太陽礼拝
呼吸とともに全身を動かすことで、朝の準備運動に。朝日を浴びることで、幸せホルモンと言われる「セロトニン」も活性化!
①足を揃えて背筋を伸ばし、体の力を抜く。
②太陽のエネルギーを全身に取り入れるイメージで、息を吸いながら両手を上に上げ、目線は上に。
③感謝の心で息を吐きながら上体を前に倒し、膝を軽く曲げて上半身をリラックス。ゆったりと1~3回、呼吸を感じながらキープ。
④息を吸いながら膝を伸ばし、背中がまっすぐになるところまで上半身を起こす。両手は、すねかももに。
※①②③④③②①を1セットとし、3セット繰り返す。
◆大木呼吸法
樹木はねじれながら伸びることで外部からの影響に対して強く、たくましく成長します。この呼吸法でストレスや緊張感を緩め、気持ちをリフレッシュ!
①両ひじを左右に張って、腕の中に大きな空気のボールを持つようにして立つ。両膝は軽く曲げて腰を落とし、どっしりとした大きな木になったイメージで。
②息を吐きながら両腕を左斜め上に上げ、腰から徐々に上体をひねる。このとき、最後まで息を息を吐き切り、お腹の奥が強くなるのを感じて。
③息を吸いながら膝を曲げて緩め、体と両腕をゆっくり正面に戻す。
④息を吐きながら両腕を右斜め上に上げ、腰から徐々に上体をひねる。息を吸いながら体を正面に戻す。
※左右にひねるのを1セットとし、4セット繰り返す。
【2】巣ごもり便秘解消呼吸・運動法
せっかくダイエットしても、便秘で腸内環境が悪いと効果が出にくかったり、リバウンドしてしまいがち。
「巣ごもり期間中に便秘になったり、便秘が悪化したという人も多いと思いますが、便秘になると胃腸の位置が上がり、横隔膜を十分に動かせません。すると深い呼吸ができず、自律神経の乱れなど全身の不調につながる可能性も高いのです」と沖さん。
そこでさらにおすすめなのが、「巣ごもり便秘解消 呼吸・運動法」です。
この呼吸・運動法は腸の位置を整え、腸の蠕動運動を活発にして老廃物の排出とビフィズス菌などの善玉菌を増やし、腸内環境を整えてくれるもの。さらに深呼吸は幸せホルモンと言われる「セロトニン」の分泌量も増やすので、気持ちが安定することも期待できます。
行うときは、肺の下にあり深い呼吸に重要な「横隔膜」と、上半身と下半身をつなぐ「腸腰筋」を意識することが大事です。
◆ハッピーハンモック呼吸法
ハンモックに揺られているような感覚で、気持ちよくリラックスに導く呼吸法です。
◆腸のマッサージ&ガス抜きのポーズ
腸の巡りをよくし、腸内環境を整えるマッサージやポーズです。
深い呼吸が、自律神経の乱れや腸内環境を左右するとは驚きですね。普段は無意識に呼吸をしている人も、これを機会に深~い呼吸を意識してみては?
◆資料提供/「大腸劣化」対策委員会
構成・文/倉澤真由美