内臓脂肪を落とすには、日常生活にある原因に気づくことがとても大切! 二人の先生が監修する基本ルールを試してみませんか?
基本ルール
日常生活の見直し
まずは、日々の生活の見直しから。「こんなことが内臓脂肪に関係するの?」と思うかもしれませんが、大切なことばかりです。
自律神経を整える
自律神経は脂肪の代謝とも大きくかかわっています。活動モードの神経「交感神経」は日中優位で、脂肪を燃えやすく。休息モードの神経「副交感神経」は夜に優位。ストレスや疲労からふたつのバランスがくずれてしまうと代謝がうまくいきません。
バランスを整えるには、朝日を浴びたり深呼吸をする、運動や入浴で生活にメリハリをつけることが大切です。
体重・体脂肪率を測る
何はなくても、自分の状態を知ることから。体重はもちろん体脂肪率や内臓脂肪レベルも測定できる「体組成計」があるとカンペキ! 毎日同じ時間に測るのが理想です。
記録・管理してくれる体組成計が多いので、内臓脂肪を減らす努力をしたらした分だけ、変化が実感できるのもうれしい!
監修
横山裕一さん
Hirokazu Yokoyama
1959年生まれ。慶應義塾大学保健管理センター教授。医学博士。当初、アルコール代謝を研究、米国留学中、アルコール脱水素酵素(ADH7)の遺伝子解析に従事。本センター異動後は、飲酒を含めた生活習慣、メタボリックシンドローム、脂肪肝などをテーマに数々の研究成果を報告。著書に『こうして落とす! 女性の内臓脂肪』(PHP 研究所)
栗原 毅さん
Takeshi Kurihara
1951年生まれ。栗原クリニック東京・日本橋院長。医学博士。日本肝臓学会専門医。治療だけでなく病気予防にも力を注ぎ、わかりやすい生活習慣指導に定評あり。肝臓専門医の視点を生かした消化器疾患、糖尿病、高脂血症、脂肪肝、内臓脂肪、肥満などに関する著書多数。クリニックは連日、健康を気遣う中高年で満員に。
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イラスト/かくたりかこ 構成・原文/蓮見則子