冷えやむくみの改善には、筋肉を動かして血流をよくすることも大切。素敵女医の津田攝子先生が実践するストレッチリリースにヨガの要素を加えたエクササイズをご紹介します。
ストレッチ
ストレッチリリース+ヨガと、ホットドリンクにスパイスを加えて体を温める
手足と下半身の冷えを感じるという津田攝子先生。体を温めることと、血行をよくするためのエクササイズで、体調管理をしています。
「夏の外気と室内との温度差に自律神経が追いつかなくなると、夏バテを起こしやすくなります。私はつねに大判のストールを携帯し、首と肩、下半身を冷やさないよう気をつけています。」
血行を促し、余分な水分を排泄するために欠かさないのが、朝食後に行なっているという、ストレッチリリースにヨガの要素を加えたエクササイズ。これを1~2日さぼっただけで冷えやすくなるそうです。
[肩甲骨ストレッチ]
前後
足を肩幅に開いて立ち、軽く膝を曲げて両手を前後にパタパタと振ります。背中で肩甲骨がキュッと締まるよう意識して。
回す
足を肩幅に開いて軽く膝を曲げて立ち、おへその下の丹田に力を入れます。肩に手を置き、ぐるぐると回して肩甲骨をほぐします。前回し、後ろ回し両方とも行います。
伸ばす
あお向けに寝て右手を伸ばし、右脚を左側に倒します。左手で右膝を押さえながら、背中・腰・太ももをグーッと伸ばして10秒キープ。反対側も同じように。
ねじる
床に座り、上体をねじって左脚を右脚の向こうに置き、左膝で左ひじを押さえる。右手は腰に回して10秒キープ。反対側も同じように繰り返します。
またホットドリンクにスパイスを加えると体が温まりますが、特に血管内細胞の修復によいシナモンはおすすめです」(津田攝子先生)
「朝一番に大麦若葉をお湯で溶いたものを飲み、体を温めます。おやつには、余分な水の排泄を促すカリウムを豊富に含んだオーガニック・プルーンをいただきます」(津田攝子先生)
体を温めるメニューとして、ノンカフェインのルイボスティーにシナモンやジンジャー、カルダモン、クローブなどのスパイスを入れて飲むことも。
津田攝子さん Setsuko Tsuda
61歳 皮膚科 津田クリニック
撮影/藤澤由加 ヘア&メイク/田代ゆかり(HAPP’S) 取材・原文/上田恵子