ひざ痛の原因には、腰椎型、関節型、お皿型、筋肉型があります。ひざ痛を解消するには、タイプ別にエクササイズをするのがオススメ。まず自分がどのタイプか、ひと通りの動作を試してみましょう。それぞれの動きによってひざの痛みの改善が感じられたものが、あなたのひざ痛のタイプです。
今回ご紹介するのは、お皿型です。
教えてくださるのは、
銅冶英雄さん
Hideo Doya
お茶の水整形外科 機能リハビリテーションクリニック院長。運動療法、オーダーメイド靴、栄養療法を組み合わせた治療が好評
Check!
お皿型
お皿のまわりを押して改善する
痛むひざのお皿の周囲を手で押して、ズンとした痛みを感じる圧痛点を見つけます。「お皿型」は圧痛点の位置により、さらに4タイプに分かれます。複数箇所が痛む場合は、最も痛む部位があなたのタイプです。
check point!
椅子に座り、ひざを緩く曲げた状態で行います。左右の手の親指をそろえて、少しずつ位置を変えて押しながら、圧痛点を探りましょう。
CHECK1
お皿の内側下を押す
少しずつ位置をずらしながらお皿の内側下を押し、最も痛みを感じるポイントを探します。お皿の内側下部に圧痛点があったらタイプF
CHECK2
お皿の外側下を押す
両手の親指をそろえて、お皿の外側下の周辺を押していき、圧痛点を探します。ここに圧痛点があったらタイプGです
CHECK3
お皿の内側上を押す
両手の親指をそろえて、お皿の内側上の周辺を指で押していき、圧痛点を探します。ここに圧痛点があったらタイプHです
CHECK4
お皿の外側上を押す
最後に、両手親指でお皿の外側上の周辺を押していき、圧痛点を探します。ここに圧痛点があったらタイプIです
「お皿型」ひざ痛解消のエクササイズは、タイプF、G、H、I、それぞれの圧痛点を見つけることがポイントです。
次回は、圧痛点の見つけ方と押し方をご紹介します。
撮影/フルフォード海 モデル/島村まみ イラスト/木下綾乃 構成・原文/山村浩子