在宅ワークや職場で、下の例に取り上げたような座り方を普段からしていませんか? 体のどこかに痛みが出ているようでしたら、座り方が間違っているのかもしれません。早稲田大学スポーツ科学学術院教授の岡浩一朗先生に、間違った座り方の影響についてお話を伺いました。
お話を伺ったのは
岡 浩一朗さん
Koichiro Oka
1970年生まれ。早稲田大学スポーツ科学学術院教授。子どもから高齢者までの生活習慣改善支援、特に運動の習慣化、および「座りすぎ対策」に関する研究に従事。ホームページはコチラ
こんな座り方していませんか?
普段の座り方を改めてチェックしてみましょう。長時間の「座りすぎ」や間違った座り方の影響で、首や肩、腰など体のどこかに痛みが出ていませんか?
正しい座り方を意識しても、仕事に集中しているうちに、ついついいつもの姿勢に戻ってしまいがち。30分ごとに立ち上がるついでに、姿勢も意識し直して。
1. 脚組み&斜め座り
脚を組んで座るのが癖になっている人は多いもの。机に向かう姿勢も斜めになり、腰痛や股関節痛の原因になるばかりか、骨盤の歪み、ひいては全身のトラブルの原因に
2. 骨盤倒し&猫背座り
意外と多いのが、骨盤を後傾させた(骨盤と背もたれに隙間がある)座り方。猫背を助長するばかりでなく、首や肩、背中痛の原因に。骨盤は立てて座るのが正解です
3. あご突き出し座り
PCのモニターに向かってあごを突き出している人は要注意。これではストレートネックにまっしぐら。首や肩まわりの筋肉と神経に負担を与え、大きなトラブルの原因に!
次回は、座りっぱなしトラブルを回避する3つのポイントをお伝えします。
撮影/露木聡子 ヘア&メイク/小林 懸(glams) モデル/くらさわかずえ スタイリスト/日置 彩 イラスト/山崎真理子 構成・原文/蓮見則子
※この記事はMyAge2020年冬号に掲載されたものです。記事中の商品の価格は、税抜価格で表示されています。商品をお買い求めの際は消費税を含めた総額をご確認ください。