ショッピングやお出かけも、歩くたびに膝が痛くては楽しめません。緊張して動きの悪くなった太もも裏とすねの外側の筋肉を、整体師・迫田和也さんがご紹介する効果抜群のストレッチでほぐして、街を気持ちよく歩きませんか?
教えていただいたのは
迫田和也さん
Kazuya Sakoda
柔道整復師、筋膜ヨガインストラクター、ファスティングマイスター。整体院「和-KAZU-」院長。15年間でのべ5万人以上の腰痛施術を実施。痛みの原因に対する根本的な改善を提案
動かすと増す膝痛
●痛みが出る流れ
膝が内側に入る
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★太もも裏とすねの外側がこる
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無理に歩くので膝に負担
膝が内に入った脚の歪みから、動くたびにねじれが発生。これを太もも裏とすねの外側が支えます。ここのこりをほぐすことが膝痛解消のポイントです。
●痛みの原因
脚ラインの変形が大きな原因
歩くときに、膝が足先より内に入るのがニーインの状態です。歪んだ脚で動くことで、それを支えようとするために、太もも裏とすねの外側の筋肉に負荷がかかるのです。
太もも裏とすねの外側を緩める
膝痛で多いのは、太ももから膝のラインが内に入った“ニーイン”の状態。膝はいわばドアの蝶番のようなもので、曲げ伸ばしはできるのですが、ねじれに弱いのです。ニーインのねじれた脚をカバーしようと、太もも裏とすねの外側が緊張。動きが悪くなった脚を無理に動かすことで膝の痛みに。
壁から1歩半ほど離れて立ち、右脚を前に出し、両手を肩の高さくらいの壁につきます。右脚の膝を伸ばして、左足のつま先は外に向けます。
手の位置を変えずに、上体を前に倒します。顔は前を向いたまま、右脚の太もも裏とすねの外側が伸びているのを感じて30秒キープ。
余裕がある人はステップアップ! 2の状態から、両手を写真の位置にずらし、お尻を右に回し、右膝を外側に向けて、顔と上体を右にひねります。
※ストレッチを実践して、痛みが改善しない、または悪化する場合は直ちに中止してください。
撮影/フルフォード海 ヘア&メイク/木下庸子(プラントオパール) モデル/岩井理恵子 イラスト/内藤しなこ 取材・原文/山村浩子