胃と下腹の2段ぽっこりが目立ってきたと悩むS美さん。「ぽっこりお腹凹ませ<実践編>」を監修してくれた筋膜調整サロン「トリガー」の理学療法士・中村雄一さんと半田 瞳さん、管理栄養士の麻生れいみさんの指導で2カ月続けた改善の成果は?
挑戦した方は
S美さん
(1975年生まれ・パート)
サポートしていただいたのは
中村雄一さん
Yuichi Nakamura
理学療法士。筋膜マニピュレーション認定スペシャリスト。動きの癖や姿勢から痛みを解消する専門家でもあり、便秘、冷え、生理痛など自律神経系の不調ケアも得意
半田 瞳さん
Hitomi Handa
理学療法士。筋膜マニピュレーション認定スペシャリスト。骨盤底筋と尿失禁の研究を専門に行い、多くの論文を発表。独自に開発した骨盤底筋体操の有効性も科学的に証明
麻生れいみさん
Reimi Aso
1964年生まれ。管理栄養士、料理研究家。2021年春から東京医療保健大学大学院在籍。全国アスリート臨床栄養協会理事、日本健康食栄協会代表
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急に目立ってきた胃と下腹の2段ぽっこり! 解決の鍵は呼吸と骨盤底筋でした
診断&評価
S美さんは、インナーマッスルを硬くしすぎて骨盤底筋が働かないタイプだったので、正しく使えるまでにひと苦労。長年声楽をやっているため、胸式でも腹式でもない今回の呼吸法を身につけるのも至難の業でした。
胃が出ているのは肋骨が出ているせいではという自己判断に反して、皮下脂肪なので有酸素運動も必要、との指摘。ウォーキングも取り入れ、地道に呼吸と姿勢の改善を続けた結果、サイズがぐっと変化しました!
食生活では糖質過多、タンパク質不足を指摘され、いろいろな食材をとるようアドバイス。炭水化物オンリーな食事は避け、腹八分目が身についた2カ月、麻生れいみさんの評価も上々です。
「骨盤底筋をトレーニングすることがお腹をへこますことになるとは…」と、最後までびっくりしていたS美さん。呼吸は得意と思っていたのに、この呼吸法は難しかった様子です。
特にへそまわりが激減! 反り腰ゆえ、腹圧に負けて前に出ていたお腹がグッと締まった感じです。
2カ月後
2段にぽっこりしていたお腹が、フラットに近づいてきました。つま先側に乗っていた体重も足裏全体に乗せられるように!
身長160㎝
BEFORE AFTER
51.2㎏ 体重 49.6㎏
20.7% 体脂肪率 19.9%
84.5㎝ バスト 84.1㎝
75.5㎝ アンダーバスト 75.0㎝
74.0㎝ ウエスト 69.6㎝
81.3㎝ へそまわり 75.2㎝
89.5㎝ 最大お腹まわり 86.2㎝
97.0㎝ ヒップ 95.2㎝
中村雄一さん、半田 瞳さんからは「反り腰でインナーユニットが使えていない典型でした。姿勢のイメージ作りがうまくいってからは、お腹もへこみましたね。お腹の上部は、まだへこみそうです」と総評。
S美さん自身から最後にひとこと。
「自分の体を観察することで、自分を大切にするようになったと思います」。
なんていい言葉!
撮影/藤澤由加 構成・原文/蓮見則子