多忙さもあり、体脂肪率36.5%、へそまわり92.5㎝になってしまったという会社員A子さん。「ぽっこりお腹凹ませ<実践編>」を監修してくれた筋膜調整サロン「トリガー」の理学療法士・中村雄一さん、半田 瞳さんのお二人、管理栄養士の麻生れいみさんのサポートで本気で改善に取り組み、2カ月で大きな成果を上げました。
挑戦した方は
A子さん
(1965年生まれ・会社員)
サポートしていただいたのは
中村雄一さん
Yuichi Nakamura
理学療法士。筋膜マニピュレーション認定スペシャリスト。動きの癖や姿勢から痛みを解消する専門家でもあり、便秘、冷え、生理痛など自律神経系の不調ケアも得意
半田 瞳さん
Hitomi Handa
理学療法士。筋膜マニピュレーション認定スペシャリスト。骨盤底筋と尿失禁の研究を専門に行い、多くの論文を発表。独自に開発した骨盤底筋体操の有効性も科学的に証明
麻生れいみさん
Reimi Aso
1964年生まれ。管理栄養士、料理研究家。2021年春から東京医療保健大学大学院在籍。全国アスリート臨床栄養協会理事、日本健康食栄協会代表
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皮下脂肪と内臓脂肪、両方多いタイプも筋膜メソッドと“食べるダイエット”で激減!
診断&評価
体脂肪率が高いことから、A子さんの場合は内臓脂肪、皮下脂肪の両方によってお腹が出ていることは明らか。
理学療法士の観点からは、肋骨の開きが大きいことや筋膜の硬い部分が多いこと、背中が硬いため骨盤が前傾してお腹が出てしまっているという指摘が。
呼吸などの課題を忠実にこなしつつ、いちばん頑張ったのは食事の改善。お米や麺、フルーツなどの糖質を減らす分、肉、魚、野菜やきのこ盛りだくさんの“食べる”ダイエット。
デスクワークが多いので、隣の駅まで歩くなどして活動量を増やした2カ月でした。じわじわと体脂肪率が減り、麻生れいみさんからも「食べてやせるお手本!」と太鼓判が♡
胸椎腰椎が硬く、汗だくになっても背中がなかなか丸まらないA子さん。これだと骨盤が前傾して反り腰になる…という典型的なパターンです。背中を丸める呼吸は一生の課題になりそう。
数値上では脂肪が5.2㎏減り、筋肉などは増えています。へそまわりは、驚きの14㎝以上マイナス!
2カ月後
横から見た厚みが、もう別人レベル! 無理なダイエットをしたわけではないのに、50代でもここまで変われる模範例です。
身長160㎝
BEFORE AFTER
61.4㎏ 体重 58.2㎏
36.5% 体脂肪率 29.6%
97.0㎝ バスト 95.8㎝
84.0㎝ アンダーバスト 76.8㎝
81.0㎝ ウエスト 75.6㎝
92.5㎝ へそまわり 78.4㎝
95.0㎝ 最大お腹まわり 88.3㎝
93.0㎝ ヒップ 88.0㎝
「最初は半信半疑だった呼吸、骨盤底筋、お腹モミモミ…。毎日やればやるほど効果が出て、やはりプロはすごい! と感激」と言うA子さんに、中村雄一さん、半田 瞳さんも満足げ。
「忙しい中、食事改善にも運動にも頑張りました。やること全部がしっかり嚙み合った感じでしたね。ここまで結果を出してもらえてうれしい♪」
撮影/藤澤由加 構成・原文/蓮見則子