年齢とともに衰えていく筋力、持久力、柔軟性。けれど日々鍛えることで現状を維持することはできます。素敵女医の皆さんは、どのようなトレーニングで健康と若々しさを保っているのでしょうか? 体のために実践していることを詳しく伺いました!
9割の人が何らかの定期的なトレーニングを
今回のテーマは、女医の皆さんがハマっているトレーニング。92人の素敵女医にアンケートの結果、日常で何らかのトレーニング、エクササイズをしている人は90%にのぼることがわかりました。
多かったのはピラティスと、パーソナルコーチをつけてのトレーニング。
目的としては「肩こり・股関節や膝の痛みの改善」「筋力強化」などが挙げられていました。なかには“継続は力なり”で、シンプルな体操を続けている人も。
「10年前から、NHKの朝のテレビ体操をオンタイムで実践しています。あとは室内トランポリンを1日100回。おかげで69歳になる今もハイヒールで、体型もほぼ昔のままです」(里見英子クリニック・里見英子先生)
ほかにはランニングやダンスを続けている人、自宅でパワープレートを利用した運動をしている人なども。
●定期的にトレーニングしていますか?
ジム、プール、自宅でのエクササイズなど、何らかの形でトレーニングを続けている人は90%という高い割合に!
●パーソナルトレーニングをしていますか?
「自分に合ったエクササイズをしたい」ということで、過半数の人がパーソナルトレーナーについて実践していました
素敵女医の
「今、私がハマっているトレーニング」
結成から8年たった素敵女医は、100人を目指しています。今回、9年目の春にOurAgeでおなじみの先生と、新しく迎えた先生方に、実践中のトレーニングを教えてもらいました。
●入浴後のストレッチで気持ちもリラックス
米沢麻利亜さん
Maria Yonezawa
47歳 消化器内科
東京女子医科大学病院
「40歳を超えてから仕事後の疲労感が強くなり、体のラインもくずれてきたため、毎日入浴後にストレッチをするようになりました。気持ちもリラックスでき体もほぐれて、よい睡眠がとれます。ヨガにも興味があるのでチャレンジしてみたいです」
●通勤に徒歩を取り入れています
川島素子さん
Motoko Kawashima
48歳 眼科
久喜かわしま眼科
「現在、通勤の際に徒歩の時間を多く取り入れているくらいで、定期的にしているトレーニングは特にないのですが、ただ体の柔軟性がなくなってきたと日頃からふとしたときに感じるので、今後はヨガをやってみたいなと考えています」
●通勤時のウォーキングと、隙間時間のストレッチ
高鳥尚子さん
Naoko Takatori
42歳 整形外科
三田整形外科クリニック
「通勤時、毎朝バス停3停留所分前に降りてウォーキングをしています。また、診察中の隙間時間にできるストレッチや筋トレを、当院の理学療法士さん(五輪選手に帯同するアスレチックトレーナー)に教えてもらい、やっています」
●大学時代やっていたゴルフを再開
大原千佳さん
Chika Ohara
47歳 眼科
大原ちか眼科
「大学時代、ゴルフ部のキャプテンを務めていました。子育てで一時離れましたが、現在は再開して、週1回、診療後にコーチのレッスンを受けています。ゴルフは全身運動ですし、年齢を重ねても楽しくできるスポーツだと思います」
●2カ所のジムでボディメイク
今泉明子さん
Akiko Imaizumi
50歳 美容皮膚科
今泉スキンクリニック
「姿勢矯正とウォーキングをパーソナルトレーナーについて週1回、下半身のボディラインをつくるためのボディメイクを週1回、計2カ所のジムに通っています。始めてから体力がついたのか、診療で走り回っても疲れなくなりました」
●コロナ禍の運動不足に始めた筋トレとストレッチ
清川寧子さん
Yasuko Kiyokawa
48歳 産婦人科・美容皮膚科
レディースクリニックK
「コロナ禍の運動不足をきっかけに、週1回、筋トレのHITトレーニング(高強度インターバルトレーニング)とストレッチを始めました。トレーニングについては、今後はできれば週2回のペースに増やしていきたいと思っています」
S-Joyとは、素敵女医(SUTEKI JOI)からのネーミング。Over-42のOurAge世代で、若々しくイキイキと輝いている女性医師に、ずっと美しく健康で過ごす秘訣を伝授してもらうシリーズです。美容皮膚科、婦人科、歯科、形成外科など、幅広い科の先生方の専門知識を生かしたアドバイスや、ご本人が実践していることをお伝えします。
取材・原文/上田恵子