「キレイに服を着こなせる体型をキープすることが目的」と話す素敵女医の神保眞理子先生。実践しているピラティスと筋力トレーニングとは?
負荷をかけず、じっくり体を鍛えるトレーニング
スレンダーで引き締まった体型をエクササイズでキープしている神保眞理子先生。月に3回のマシン、月に1回のピラティスを習慣にしています。
「始めたのは6~7年前です。それ以前は3年ほど、加圧トレーニングをやっていました。でも加齢に伴い、大きな負荷をかけるトレーニングより、じっくり体を鍛えるものがいいと思い、ピラティスに変えたんです。
通っているのはスカイピラティス表参道。マットの個人指導は赤池麻衣子先生です。あとは毎晩寝る前に、ロールアップとロールダウン(下の「体幹を鍛え、下半身の筋力を維持するトレーニング」参照)をやっています」
神保眞理子先生がトレーニングをするのは、体幹を鍛えることと下肢の筋力維持、そしてキレイに服を着こなせる体型をキープすることが目的。
ピラティスで体幹を鍛え、
下半身の筋力を維持
神保眞理子さん
「アワエイジ世代は現状維持を目指すのが正解です。エクササイズも、若いトレーナーの煽りに乗せられて無理をするとケガをします。自身の力量に合ったトレーニングをしましょう」
整体やマッサージの類いも、あまりに強い刺激を与えられるものはNG。あくまでも「押されて気持ちいい」レベルでとどめておくのがいいそうです。
体幹を鍛え、下半身の筋力を維持するトレーニング
●ロールダウン・ロールアップ
両膝を軽く曲げて座り、ひとつずつ背骨を降ろすように8秒かけてゆっくり後ろに倒れます(ロールダウン)。
その際「ハッハッハッ」と息を吐きながら。次に同じく8秒かけて体を起こす(ロールアップ)。
これを3セット。つらい人は、両手で太ももを持ってもOK
●肩のストレッチ
腕を伸ばして頭の後ろで曲げ、反対の手でひじを持ってグーッと横に引きます。顔は正面を向いたまま。反対側も同じように繰り返します
●肩甲骨のストレッチ
両手を上げて壁に頭、背中と肩、手の甲をつけ、そのままゆっくり両手を下ろします。これを何度か繰り返します
●大殿筋を鍛える
膝立ちになり、両手を前に出して息を吐きながら、お尻を下げていき、次に息を吸い、お尻を突き出しながらゆっくり起き上がります。これを3セット
●内転筋と体幹を鍛える
右を下に横になり、左手を前に置き、右手で頭を支えます。左脚を曲げて前に出し、右脚を持ち上げて伸ばして、ぐるぐると前回し・後ろ回し。次に両脚をそろえて浮かし、前後に動かします。反対側も同じように
神保眞理子さん
Mariko Jinbo
68歳 整形外科
神保整形外科
撮影/森山竜男 ヘア&メイク/田代ゆかり(HAPP’S) イラスト/ミック・イタヤ 取材・原文/上田恵子